若年層に大人気コンテンツとの「コラボパチスロ」は「遊べる仕様」の方がいいんじゃないのかなぁと…【濱マモルののほほんコラムVol.249～世代交代～】

濱マモルののほほんコラムVol.249～世代交代～

• 目次
• 変わりつつある我が家の周辺
• 世代交代。考えてしまうのは「パチスロのこと」

　ここ1～2年、家を壊す音、或いは建てる音で目覚める朝が多い。

　かつては、時間を問わず救急車の音ばかりだった。我が家は古くからの住宅街にある。両親が他界したことで、築40年以上の家に移り住んだわけだが、となると、周辺の家は両親と同年代、もしくはそれ以上が多数。我が祖母を含めて、あちこちに寝間着同然の姿で徘徊する高齢者がいたし、そんな状況を知ってか知らぬか、空き巣被害も多かった。

　40代後半ながらも、家主としては地域最年少レベル。偶然にも家での仕事が主だし、当時は少しでも不審者、或いは不審な車を見付けては、声をかけまくっていた。1人パトロールである。

変わりつつある我が家の周辺

　交通網が広がり、利便性が増したことも影響しているのだろうか。それが、今では幼い子連れの家族が目立つように。「子供の声がうるさい」とクレームを入れて公園を廃止に追い込む大人もいるが、個人的には活気があっていいと思うし、なにより子供の楽しそうな声は、こちらの心も和む。他人の子供の笑顔でも、格段に酒が旨くなる。

　そんなこともあり、家の解体及び建築が増えているのである。こちらは両親から家を譲り受けた身であるから、「若いのに、よく土地を買って家を建てる金があるなぁ」などと感心してしまうが、基本的には、みんないい人。小5の娘なんかは、すっかり近所の小さい兄弟に懐かれており、毎日のように「おねーちゃんいるー？」と誘われている。こんなヒゲロン毛のおじさんにも手を振ってくれるし、とてもかわいい。

世代交代。考えてしまうのは「パチスロのこと」

　世代交代。数年前までは姥捨山などと揶揄されていた住宅街も変わりつつある中、ここで考えてしまうのが、やはりパチスロのことである。

　スマスロの普及で5.9号機や6号機初頭と比べて随分と賑わい出したが、店内を見渡すと同年代ばかり。もちろん、若者もいなくはないが、圧倒的におじさんが多い点は否めない。

　各メーカーさんの努力は窺える。勉強不足で聞いたことはないし、区別も付かない若者向けアニメとのタイアップマシンなどを製造しており、実際、大都技研のパチスロ『Re：ゼロから始める異世界生活』のように大きな話題を集めたものもあるが、過去、我が楽団・タカハシのギタリストでプロの作・編曲家であるイイジマンが、自分が手掛けたアーティストの楽曲が使用されたからとラスターの5号機『ザ・ドゥーナッツのトンdeピース』を打つも、「2万円を使って1回も曲を聞けなかった」と嘆いたように、原作に釣られたライトユーザーが初打ちでクソ負けたら、ほぼ2回目はない。

　ボーナスタイプとまでは言わないまでも、若年層に大人気のコンテンツとのコラボマシンは、とにかく遊べる仕様にした方がいいんじゃないのかなぁとアタシは思うのです。我々ヘビーユーザーは、どんなモチーフだろうと面白ければ打つんだし。