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パチスロ「爆裂AT機」に魅了されなければ「技術」は維持できた!?【濱マモルののほほんコラムVol.246~低反発バットと目押し力~】

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【濱マモルののほほんコラム】
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コラムVol.246~低反発バットと目押し力~

 年上のお兄さんたちが、いつの間にやら年下、今では息子に近い年齢だ。そりゃあ毛根は脆弱化するし、髭は白くなるわなぁと、高校野球を観る都度、我が老いを実感するが、それはともかく第96回選抜高校野球大会は、群馬県・健大高崎の初優勝で幕を閉じた。おめでとうございます。

 今大会から打球速度を抑えた「低反発バット」が導入された。投手強襲の危険が指摘されたことで新基準バットの使用が義務付けられたそうで、従来よりも反発性能が5%~9%、打球初速は約3.6%減少。打者は苦戦を強いられ、今大会の本塁打は金属バットが導入された1975年以来、最低のわずか3本に終わった。スポーツ新聞に書いてあった。

 これもスポーツ新聞の情報で、空中戦の華やかさが激減した今大会を、日本高野連の事務局長は「将来的に打撃技術のアップにつながる」と期待しているとのこと。道具の力に頼らないことでスキルを磨くきっかけとなり、ひいては球界全体がレベルアップすると考えているそうだ。

 一方で、こんな意見もある。これはなにかの週刊誌で読んだことで、韓国の高校野球では2005年から金属バットが禁止され、打者はコンパクトなスイングを意識する傾向に。これに伴い、打者をねじ伏せるようなボールが不要となった投手は、パワーよりも制球力を高めたスタイルを重視し、結果的に投手力のレベルが低下したと分析する専門家もいるという。

 将来、日本球界がどちらに向かうかは、素人にはわからない。まぁでも、本塁打の激減は少々魅力に欠けるなぁなどと考えていると、ここでかつてのパチスロシーンを思い出した。それは、『獣王』(サミー)の登場に端を発した爆裂AT機時代だ。

〇〇の台頭を機に技術を磨くことをヤメた

 それまでは、技術介入機が主流だった。通常時の小役目押しにリプレイハズシ。誰もが目押し力の向上に努めたものだったが、当時のAT機は、ちまちまと目押しで稼ぐのが馬鹿らしくなるほどの破壊力。もちろん、AT中は絵柄の目押しが必要だし、『獣王』のように消化が速ければATゲーム数が上乗せされるものもあったが、この目押し力は精度よりも速度が重要。幾度となく万枚を出すうち、気付けばビタ押し精度は激低し、技術よりもゾーン狙いなどの知識で勝てるストック機の台頭を機に、技術を磨くことをヤメた。

 もちろん人並みの目押しはできるが、今では老化も手伝って、技術介入機の全盛期とは比べ物にならないほどの低レベル。爆裂AT機に魅了されなければ、少しはまともな技術を維持できていたのだろうか。

濱マモル

濱マモル

神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。

Twitter:@hamamamoru777

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