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パチンコ「進化」が加速……大幅に見直された「近未来マシン」誕生も!?

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 前回は液晶の巨大化について考察したが、大きさの次は数である。液晶の枚数を増やそうという着想はずいぶん前から存在していたと思う。初代パチンコ『天才バカボン』のマルチ4リーチなどはその表れであろう。

 ただ、現実問題として液晶を何枚も並べるとどの画面を見ればよいのか打ち手も混乱が生じるので、そのちょうどよい解決策が「サブ液晶」という形になって表現された。

 この「サブ液晶」が最初に搭載されたのは京楽の『CR ウルトラマンタロウ 戦え!!ウルトラ6兄弟』ではないだろうか。

 バトル演出など、メインで展開される演出をサポートする隠し味のような役割を担うと同時に、変身アイテム「ウルトラバッジ」に変化する可動役物としてプレイヤーに驚きを与えたのである。

 このように、当初から「役物」としての性質を持ち合わせていたサブ液晶は、デジタルとギミックの両輪で、技術の向上に合わせ多様に演出に取り入れられることとなったが、サブ液晶の分野をリードしていたのはやはり京楽。

 Daiichiや高尾のサブ液晶がメイン液晶の周りを可動するものなど、サブ液晶に対する凝った仕掛けは多くのメーカーで見られるが、先駆者たる京楽の矜持は『CRぱちんこ冬のソナタFinal』のダブルサブ液晶、そして『CRパチンコ必殺仕事人V』の巨大サイド液晶など、目を見張るものがある。

『CRパチンコ必殺仕事人V』のようにサブ液晶の巨大化傾向も予想されるが、巨大化についてはこの「激震枠」以上の発展は見込めないような気がするので、考えられる方向性は「多数化」。

 同じく京楽の『CRグラディエーター』のように独立する9つの画面がそれぞれ変動したり、リアルマルチ4画面を完成させるなど、夢はふくらむのである。ただ、こうなるともう「メイン」液晶となってしまうので、正しくは液晶の多數化である。

 さて、最後の液晶の役物化は、すでにサブ液晶で示されていた針路ではあるが、大きな画面が動いてみせるさまはやはりインパクトが大きい。

 京楽の『CRぱちんこキン肉マン夢の超人タッグ編』やサミーの『ぱちんこCR北斗の拳』シリーズのように演出として液晶が可動していると思わせるようなものは見られるが、実際にメインの液晶画面が動く機種は最近になってからである。

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