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【パチンコ店】1年間「1日も欠かすことなく同じ台」を打ち続けた常連客のお話

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【パチンコ店】1年間「1日も欠かすことなく同じ台」を打ち続けた常連客のお話の画像1

かつて所属したパチンコ店の「印象深い常連客」

 私がかつて所属したK店は総設置台数が300台に満たない小型店。少し山奥にあり今の時期になると雪も積もる立地のため、客層は年配の常連客が主体で新台入れ替えは月に1回程度だった。

 稼働率の低い台から撤去していくのは当然のことだが、ウチのような小型店となると単純にそうもいかない。大手ではどうするのか知らないが、店の平均稼働を大幅に下回っても撤去を躊躇することが多々あったのだ。

 例えば『海物語』を打つ年配客なんかだと「本シリーズしか打たない」という客は珍しくないだろうし、同じく甘デジや『ジャグラー』しか打たないというケースも珍しくはないだろう。

 しかし、それがバラエティーコーナーに1台しかない機種だったならどうか。その機種を撤去したがために、そのお客さんを失う可能性すらあるのだ。

1年間「1日も欠かすことなく同じ台」を遊技

 15年前に大一からリリースされた『CRA細川たかしの熱唱炎歌祭りNS』(2008年)。当時はウチの店もまだ最新機種を購入する余力があり新台での導入だったと記憶するが、常連客Aさんがえらく気に入ったらしく、導入初日から細川ばかりを遊技していた。

【パチンコ店】1年間「1日も欠かすことなく同じ台」を打ち続けた常連客のお話の画像2 すっかり細川たかしの虜になったAさんは近くの小さな医院の元お医者さんで、息子に院を譲った後はウチのお店でパチンコ三昧。それこそ雨が降ろうが雪が降ろうが朝イチで細川に着席。

 開店から15~16時くらいまで遊技するため、空き台になるのは夕方近くになってから。毎日同じ台しか打たないので疑り深い他の常連客からは色々と良からぬ噂を立てられたこともあるが、実際には何もないのだからその内その噂も自然消滅した。

 それにしても何がこのAさんをここまで惹きつけたのだろうか。遊技機そのものが魅力なのか、細川たかしの大ファンだったのか。本当に無口な方だったので今となっては知る由もないが。

 しかし年齢のわりに元気だったAさんも、台の導入から5年以上が経過した2013年頃を境に遊技時間が激減。毎日のルーチンに変わりはなかったが、1~ 3時間しか遊技しないため稼働がガックリと落ちてしまったのだ。

 したがってAさん以外に遊技する客はほとんどいないため、とっくに入れ替え台の撤去候補だったが…Aさんだけのために、外さないでいる状態だったのだ。

息子さんが来店し「この台ですか」と…

 それからしばらくしてAさんは来店することすらなくなり「体の調子でも悪いのだろうか?」と気に立っていたところ、Aさんの息子さんだという方がご夫婦で来店。Aさんが亡くなったことを告げられる。

 そして「生前は父がお世話になりました」と丁寧に頭を下げられ、「この台ですか」と細川たかしを一目見ると、再度感謝の言葉を述べ帰って行かれたのだった。

 ウチらくらいの小型店だとほぼ100%お客さんの顔や好きな台まで把握しているのと、お客さん同士が繋がっているため「〇〇さんが亡くなった」等という話を聞くのは珍しくないのだが、やはりそういった話を聞くのは非常に寂しいものがあった。

 それにしても本当によく遊技されたものだ。およそ7年間フル稼働した遊技機は細部までボロボロ。店休日以外は本当に欠かさず来店されていたから、遊技した日数は2000日を優に超えるだろう。改めてご感謝とご冥福をお祈りします。

オーハナB

オーハナB

元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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