パチンコ「神ムーブ」でジワる隠れた傑作!『ファインプレー』以来の衝撃!!【羽根物・名機列伝】

 地味に面白い隠れ名機。
『CRメガトンザウラー2』を評するとそんな言になろうか。

『ファインプレー』というスーパー伝家の宝刀の羽根物を保有しているが、メーカーとしての市場シェア率はそれほど芳しくないため、導入が少なくなる一因であるが、それほど話題になった機種ではない。

 まあ、もともとこの『CRメガトンザウラー2』が導入された2007年あたりは、羽根物第三世代としての盛り上がりをみせた羽根物ブームも沈静化し、それこそ『ファインプレー』や『ビッグシューター』といった大物タイトルや惹きのあるタイアップ機しか興味の対象とはならなかった。

 いや、かつての名機の冠を戴く機種でさえ、もうちょっと飽きられているような状況だったのである。

 したがって、あまり正当に評価されなかった感がある本機であるが、非常に面白いゲーム性であったと記憶している。そもそも、『百姓一揆』などの例外もあるが『ファインプレー』以外のマルホン羽根物にあまりハマらなかったのである。

 マルホンといえば国宝級の職人芸を駆使したドットマシンか癖のすごい変則スペックである。前者は『フリフリダービー』や『アイスパラダイス』であり、後者は『ファンキードクター』や『サンダースケルトン』となる。この2つのファクターが最高水準でハイブリッドされたのが『ソルジャー』ということになろう。

 あと特徴的なのが微妙なラインのタイアップ機。『CR力也』『CR村松誠コレクション』『CR PRINCESSTENKO』『CR龍馬~鉄矢の幕末グラフィティ~』『CR中村美律子の人生祭りだ!だんじりだ!』、もうやりたい放題である。

 さて、前述のように『ファインプレー』以外に超絶にご執心となった羽根物がなかった下地もあってか、この『CRメガトンザウラー2』も大砲の感じだけで、「へっ、サンダードラゴンのパクリか」と不当な判断を下していた。

 ところが、打ってみるとこれが面白い。

 大当りのメインとなる大砲役物を通って回転する円盤型役物に切り込まれたVゾーンにタイミングよく入賞した時の気持ちよさや、王道ルートからこぼれた玉が円盤型役物の外壁をクッションにしてハズレ穴に向かうノーチャンスパターンかと思いきや、下段ステージからスルスルと役物中央に向かい、そこへ運良くVゾーンが迫ってくるようなアメージングパターンなどが盛り込まれたイレギュラー大当りも豊富で、楽しい役物なのである。

関連記事

パチンコ・パチスロ最新記事

人気記事ランキング 11:30更新

パチンコ

パチマックス

総合

編集部イチオシ記事
SNS