パチンコ「1000円で200回以上」回る!?「新機軸と変則スペック」を詰め込んだコンセプト!!

 無二の感性で独自路線を突き進む異端メーカー、マイウェイ高尾。スペックもタイアップも1回捻らずにはいられない天才肌なのである。特に挑戦的な仕掛けを施した『CRベノムの逆襲』など、忘れた頃に異彩を放つおもしろスペックをリリースし、非凡な才能を見せつけるのである。

CRダークフォース』はそんな、けっして一般受けすることはないが、アイデアとセンスの溢れた魅力的なマシンとなっている。もう名前からしてやりそうではないか。闇に落ちた者たちが使用する超常能力を想起させ、なんかもう5万発くらい余裕で吐き出しそうである。

 黒を基調にした盤面デザインもクール。7セグ機は見た目的にショボいというか安っぽいというか残念な面構えに陥りがちだが、時計型に配置された多数のセグ表示領域と中央のランプ群、それに周りを囲む釘のフォルムとスタイリッシュさを感じさせるデザインとなっている。

 そんなルックスのインパクトに勝るとも劣らない数々の仕掛けを搭載しているのだが、まずなんといっても驚くのが「全力全開抽選」。一見するとなんのこっちゃわからんのだが、打ち出された玉の大部分が大当り抽選に寄与するというとんでもないコンセプトの基に成り立っているのである。

 これは7セグ直下にあるヘソとハズレ穴直上にあるスルーの2ヵ所でデジタル抽選をしているのだが、ゲージ構成上、この2つの抽選ポイントに玉が流れるようになっていて、変動がほとんど途切れることがないどころか北海高校の甲子園出場くらい保留オーバー入賞が頻発するのである。

 一説によると、250発あたり200回以上の抽選が受けられるのだとか。しかし、メーカーの大当り確率は1/19.2。これはどういうことかといえば、ヘソとスルーで抽選されているのは普通図柄なのである。つまり、小デジの当たり外れ判定なのである。

 ここでゲームフローを説明しよう。ヘソ、スルー、まあどちらもスルーチャッカーだが、に入賞すると時計型の7セグは1つずつ変動し、どこかで同じ図柄は3つ揃えば小デジ当選となり電チューが開放される。

 これが「フォースチャンス」で、ヘソの下にあるアタッカー(電チュー)に5個以上玉を入賞させ(チャージ)、ボタンを押して7セグのすべてが同じ図柄で統一されると本物の大当り、連チャンモード「フォースラッシュ」に突入するのである。

 ここで登場した「フォースチャンス」の大当り確率が1/19.2であり、初回回転+残保留4個の5回が抽選されるのでイコールフォースラッシュ突入率の約23.4%が導き出されるということになる。

 肝心の「フォースラッシュ」はといえば、転落抽選タイプで、大当り確率は1/19.2、転落確率が約1/36となっている。電サポは33回転までだが、内部的に確変なら転落するまで電サポが継続される。継続率は90%以上と破格。

 しかし、最大ラウンドの14R大当りでも出玉は600発ほどと出玉感はそれほどなく、少ない出玉を連チャン力で補うタイプのRUSHとなっている。ただ、約12秒に1回大当りが発生するスピード感は抜群で、次々とテンポよく発生する大当りの波が生み出す爽快感はなかなかのものである。

 ダークサイドに堕ちそうになるほどハマる人はハマる一台。

(文=大森町男)

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