パチスロ朝イチに「リーチ目のまま放置」されている台が!? ~2号機名機伝説「チャレンジマン」後編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.12】

「ネタと機械込みで7万。どうや」

 そんな風に勧めてくれたが、その頃の自分はポンと7万円を出せる余裕もなく、返事は保留した。

 話を聞いた数日後、気になって例の駅前の店のチャレンジマンの様子を見に行ってみた。すると、以前には無かった「ピリッ」とした空気がシマに漂っていた。

 用心棒と思われるパンチの効いた強面のお兄さんが2人、シマの端に仁王立ちして客の手元に目を凝らしていたのである。

「せやねん。あちこちでボコボコにされて追い出されたって話や。もうチャレンジマンはヤメといた方がええなぁ…」

 例の情報をくれた知人は、受話器の向こうでそんな風に溜息をついた。

 まぁ、そんなこともあって、自分は結局、体感器攻略に手を染めることはなく、のちにパチスロ必勝ガイドに掲載された実戦記をワクワクしながら読み耽るのであった。

1990年1月に発売されたパチスロ必勝ガイド第1号に掲載された体感器攻略法の記事。

(文=アニマルかつみ)

 

 

 

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