パチンコ店が「大赤字」を覚悟する日!? 「お祭り騒ぎ」の裏側では苦悩が一杯…

 イベントなどの告知が不可能となっている今、昔と比べるとホールが「赤字覚悟で出玉を用意したい日」を判断するのは難しいかもしれません。

 ただそんな状況であっても、誰もが「この日は期待できる!」と分かる特別な日は存在しております。

 それは「グランドオープン」です。

 パチンコ店には「新装開店」「リフレッシュオープン」「リニューアルオープン」など、様々な意味を持った開店方法がございますが「グランドオープン」はその最上位です。新規店舗が開店する場合のみに使用される「最も特別な日」でございます。

 なぜなら、ホールにとって「グランドオープン」は今後の稼働状況を左右する大事な日です。大々的に告知を行ってお客様に来店してもらい、一人でも多くの方に「いい店だ」と感じていただけるように「ほぼ全台が勝てる設定」にしている店舗も多いと思います。

 中には「グランドオープン」を狙い撃ちしているプロもいるようで、全国各地の新規店舗を駆け回って「荒稼ぎ」しているという話もよく耳にしておりました。「グランドオープンは勝てる」という共通認識が確立している証拠かもしれませんが…。

 多くのお客様が楽しんでいる裏側で、ホール店員は開店の準備段階から目の回るような忙しい日々を送っているのです。

 今回は私がホール店員時代に体験した「グランドオープン」にまつわるエピソードをご紹介いたしましょう。

【地獄の開店1か月前】

 私がオープニングスタッフとして新規店舗へ異動したのがグランドオープン1か月前でした。設備関連の業者が大勢集まって作業をしており、ホールの完成を目指した工事が急ピッチで進められておりました。

 その中で我々が行わなくてはならない作業は遊技台の取り付けです。設置台数500台を超える店舗で、そのすべてを1から取り付けなければなりません。気が遠くなる作業を前に「本当に1か月で開店できるのか」という不安を抱いたのを今でも覚えております。

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