パチスロ受け継がれる「伝統の大量リーチ目」~2号機名機伝説「アストロライナー」&「ビッグパルサー」編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.21】

 1989年にリリースされた『ビッグパルサー』の最大の特徴は、完全リニューアルされたハードウェア。0号機時代からの古い筺体をついに脱ぎ捨て、最新2号機にふさわしい出で立ちとなったのである。

ハードウェアを一新し山佐のニュースタンダードを確立した2-2号機『ビッグパルサー』。

 また、古くからリーチ目にもからむ「強い絵柄」としてファンに認知されていた15枚役のスイカに「目玉」が描かれたことも大きなエポック。

 いまではなんともないことだが、キャラクター性のあるものが無に等しかった当時としてはきわめて画期的なことであった。

 ところで、代々「パルサー」という機種名は、先述のとおり提携先である日活興業のマシンにあてがわれてきたのだが、その提携を解消したことにより今作より山佐の自社ブランドとなり、いまに至っている。

 ともかく、最新のハードウェアと伝統の大量リーチ目を融合させたこのビッグパルサーは、前作アストロライナーをはるかにしのぐ大ヒットを記録。回胴界における山佐の地位と存在感は格段に向上するのであった。
 
(文=アニマルかつみ)

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