パチンコ「ALL2300発」「特殊連チャン」…「完璧なノーマルリーチ」など演出も文句なしの最高峰“レジェンド”

 龍。日本では神話、伝説で登場する神聖な生物として知られ、さまざまなコンテンツで描かれている人気のモチーフである。西洋圏では「ドラゴン」と呼称されているが、アジア圏では「神」として崇められている龍も、ヨーロッパ文化では悪の化身であり、敵として扱われている。洋の東西で、二面性が存在するのである。

 パチンコ・パチスロでも、『デュエルドラゴン』『サンダードラゴン』など「ドラゴン」を名前に冠した機種が多く生み出されてきたが、パチンコでもっともメジャーなドラゴンといえば『ドラゴン伝説』ではないだろうか。

『ドラゴン伝説』は『CR竜王伝説Z』の兄弟機として登場した。兄機である『竜王伝説』は大当り確率が1/389で確変大当りすると以後2回継続する、いわゆる2回ループ機なのだが、弟の『ドラゴン伝説』は大当り確率が1/191の一般電役で自力以外の連チャン機能は搭載されていない。爆裂機と遊べるタイプ。まさに龍とドラゴンの二面性なのである。

 さて、その『ドラゴン伝説』、今で言えばライトミドルの確率帯であるのだが、1回の大当りで獲得できる出玉はしっかり2300発。一般電役なので調整によってはもっと取れることもあり、オレンジ色の大箱がぎっしり埋まっていく様子ですら一種のエンターテインメントであった。

 また、大当り中も大当り抽選を展開できる一般電役の特性から、さらなる出玉の積み上げも狙えるなど期待感が常に途切れないゲーム性も興奮を増幅させるのである。

 期待感が途切れないゲーム性といえば、演出面でもそれがいえる。本機の図柄は一~十までの数字と龍、虎、拳、炎の14通りとなっているが、中図柄には「当」と書かれたオールマイティ図柄が存在し、それによってテンパイラインは1ラインしか発生しないながらもリーチ図柄と「当」図柄のダブルリーチのシチュエーションを作り出すことができるアイデアが盛り込まれている。

 これが他機種では味わえない本機独自の娯楽性を生み、その魅力にのめり込んでいくのである。もちろん、「ますだおかだ」の岡田ばりにスベる右図柄のダイナミックな変動やノーマルリーチから横スクロールのドラゴンリーチに発展していく瞬間のアツさなど、シンプルながら勘所を押さえた演出はクオリティの高さが光る。

 そして、何よりまずノーマルリーチが最高にカッコいい。龍の咆哮からはじまる基本中の基本となる演出は背景でドラゴンが登っていくだけの映像だが、その佇まいやBGM、SPの発展の仕方、大当り占有率など、何千何万というパチンコ機の中で1番であると思える完璧なノーマルリーチではないだろうか。

 このように、機種としての完成度の高さから一般電役のなかでもトップクラスの人気を誇る機種となり、『CRドラゴン伝説2』『CRA SUPER電役ドラゴン伝説』『PAドラゴン伝説』とシリーズ化され、時代を飛翔していった。後継機もすべて一般電役タイプで通し、こだわりと矜持を感じるマシンとなっている。

(文=大森町男)

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