「高設定ハーデス」を掴んだのか!?そんな思いすら抱いた2016年ベストバウトを公開!!

文＝ロベルト竜馬

【この記事のキーワード】パチスロ, ハーデス, ゴッド

　2016年も残りわずか。この時期になると忘年会と銘打った飲み会が増え、財布から金が湯水の如く消えていくものだ。

　だからこそ休日のパチンコ・パチスロで勝てるか否かは非常に重要になる。私「ロベルト・竜馬」の中で年末という時期は「好きな台」より「勝率のいい台」へ流れる傾向にあるのだ。

　今年も12月に入ってからは、忘年会・送別会といった飲み会ラッシュが襲ってくる。「先手必勝。早めに勝負をつけておこう」月初めの時点でそう決断し、馴染みのホールへ向かった。

　求められているのは「大勝」。その条件であれば、選択肢は「ミリオンゴッド」こと”ゴット”一択だ。今年の勝率がいい『アナザーゴッドハーデス～奪われたZEUSver.～』にすべてを懸けたのだが……。

　この日の実戦は、2016年ベストバウトといえる”激闘”になったのだ。

「株式会社ユニバーサルエンターテインメントHP」より

　2014年には「月2回のGOD降臨」を1年間継続してくれた『ハーデス』だが、今年は未だ降臨なし。ぐうの音も出ないほどに負けた日もある。しかし「コンボフリーズ」などのゲーム数上乗せが爆発し「大勝」を掴む回数は多く、2016年の収支は間違いなくプラス。

「大勝」が求められた実戦において、現段階で最も頼りになる存在だ。私の信念は「GOD揃いがすべて」というものだが、この日ばかりは結果がすべて。目標の「+2,000枚」の達成を重要視していた。

　昼過ぎに向かった時点で設置されている5台すべてに当たりはなし。本機を打つ際は400G・800G手前のゾーン狙いを基本としているが、そのような台は残念ながら存在していない。

　どれも変わらないように思えたので、端の台に座り実戦をスタートした。理想は早い段階での「GOD揃い」であるが、その日に限っては「そこまでの成功」は求めていない。

「GOD」を引かなくても安定して枚数が増える「高設定」の奪取を祈っていた。しかし、そんなに都合よく「高設定」を掴めるほど人生は甘くない。それは分かっているのだが、希望を胸に私は打ち続けた。

「高設定」を示唆する演出もなく「3本目」を消化する直前だった。黄7の3連が成立。「お！来たか！！」説明するまでもなく黄7の4連でGG確定だ。そこに設定差はないが、早い段階でメダルを確保できるのは大きい。ここは逃したくないチャンスだったが……。

　あえなく失敗してしまった。そこまで悲観する出来事ではないが、思った以上にショックを受けたのは否めない。「大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせながらも、今後の展開に不安を感じていた。

　しかし、ここから事態は一変する。奇数テンパイが連発。Vハサミ奇数なども出現。黄7の3連が成立すれば、設定1でGG当選確率は2.00％・設定6で10.84％となる。「もしかして……掴んだか!?」湧き上がる興奮を感じ始めた瞬間、「3図柄」が揃いGGをゲット！もちろん、これだけで確信できる訳ではないが「高設定」を掴んだ可能性はある。テンションは一気に上がった。

　GGは残念ながら「ケルベロス」の50回と平凡なもの。その後アッサリ駆け抜けたが、取り乱すことはなかった。私には「高設定を掴んだかもしれない」という希望があるのだ。

　仮に「設定6」であれば、ハマらずに当たりを引けるはず。「GOD」を引かなくとも枚数が安定して伸びるはずである。「設定6を俺は掴んだ。俺は掴んだ」呪文のように唱え打っていると、80ゲーム間近で奇数テンパイが連発。V7Vなどのアツい並びも出現しだす。「来たね」勝利を確信した私の元へ訪れたのはGG当選という歓喜であった。

　そこからは「連チャン」という至福の時間が始まった。出現するのは8割「ケルベロス」であったが、その点さえも気にならないほどの快感を得ることができた。当たり方が素晴らしい。抜けるものの、簡単にGGへ当選するという非常に気持のいい展開が続く。目標であった「+2,000枚」を達成するも止まる気配がない。抜けても当選、抜けても当選。トドメは「ハーデス」で得た300G消化中に起こった、チャンスボタン「激熱」からの「+300G」というサプライズであった。

　最終的な結果は11連で「4,714枚」を獲得。「GOD揃い」なしでの「4,714枚」という結果はデキすぎである。