パチンコ「1万店舗」復活も実は悲報!? パチンコ存続に1番大切なのは「出玉」よりも……
遊技人口の減少やメーカーの破産や事業撤退など、近年のパチンコ・パチスロというワードには「暗い話題」が付き物となっている。
その中でも2016年11月末時点で全国のパチンコ店の数が「1万店舗を割った」(全日本遊技事業協同組合連合会調べ)というニュースは、パチンコ業界の状況を如実に表すものであった。
しかし今月の20日、全日本遊技機事業協同組合連合会(全日遊連)は、加盟ホール数が昨年12月末時点で「10,011店舗」であった旨を公表。どうやら12月の新規店舗の増加で、再び「1万店舗」を回復したようだ。
前月比で店舗数が増加したのは2年ぶりとなるが、今回の結果はパチンコ業界にとって「朗報」とはいえないだろう。
ピークとなる1995年には約1万8000店も存在していたことを考えれば、この「1万店舗」という数字は業界の不沈に関する「イメージ上の目安」にすぎないのだ。
射幸性を抑えるための規制強化によって、パチンコは主流であったMAX機が完全に撤去されることに。パチスロは純増2枚を超えるAT機から、最大払い出し枚数が1Gあたり2.0枚となる5.9号機の時代へ突入する。
出玉感や瞬発力といった、パチンコ・パチスロを「繁栄させてきた要素」を失う影響が大きいことは論じるまでもない。「店舗減少の流れは激化する」という声が上がることも当然であろう。
「このような厳しい状況でもヒットする機種は必ず生まれてきました。メーカーさんの努力で、盛り上がりを取り戻してきたのは事実です。ただ今回は、これまでとは違うといわざるを得ないかもしれません。特にパチスロは、これまでのように一撃の出玉を求めるのは厳しいでしょう。
新基準の特徴である『遊びやすさ』を魅力に感じてもらえるかが重要になるでしょうね。現時点では厳しい問題ですが、今後はゴッドを始めとした人気シリーズも続々と登場します。メーカーさんが、枚数の壁を打ち破れるゲーム性を作ってくれることに期待ですね」(パチンコライター)
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