パチスロ「ART残り1000G」が一瞬にして“無”に…「気の緩み」すら許されない「過剰な罰」に絶句

　最近のパチンコ・パチスロ機は、多彩なゲーム性で我々を楽しませてくれています。パチンコでいえば特図2の抽選を特別扱いにして2段階のRUSHを実現させるなど、遊技説明書を流し読みしただけでは仕組みが理解できないようなスペックも多くなってきた印象です。

　そのような台の中には、その特性を知っておかないと大変なことになるものもあります。例を挙げるならば『P蒼天の拳 天刻』あたりでしょうか。本機には遊タイム発動時、正規の恩恵を受けるために必要な要素が存在しています。

　それはヘソ保留を1個以上貯めておくことです。本機の遊タイムは「V×4個獲得」濃厚となる「天寿の儀」へ移行するケースがほとんど。ただ、ヘソに保留がない状態で発動すると「V×4個獲得」の権利を得られない可能性があるのです。

　遊タイム発動時にヘソ保留がないのがベストとなるマシンが多い中で、本機はその逆の手順を踏まないといけません。これを知らない際の出玉の損失は、非常に大きいといえるでしょう。

　このような知識が要求されるマシンはパチスロにも存在。8月に導入したばかりの新台『パチスロコードギアス 反逆のルルーシュ3』は、中段に赤7とブランク図柄が特定の形で停止すると通常の抽選が受けられなくなる可能性があるという情報が話題です。

　具体的にどのような影響があるのかは分かりませんが、ゼロ図柄を狙うことで危険な目の停止を防ぐことができます。ちなみに、私は初打ちの際に何も気にせずフリー打ちしてしまいました。

　これによって、何が起きたかを感じ取ることはできませんでした。ただ、勝つことはできなかったので、もしかすると勝利に必要な抽選を受けられていなかったのかもしれませんね。

　このように、「知らないで損した」となる事態は避けたいものですが…。私の思い出の中には「知っていたのに損してしまった」という忘れられない機種が存在します。

　それは5号機として登場した『パチスロ マーベルヒーローズ』です。

　本機はボーナスとARTで出玉を伸ばすゲーム性で、一度に最大1000Gの上乗せも可能な爆裂台でした。設定6の機械割は破格の119.5%。万枚製造機として、一撃を求めるユーザーから絶大な支持を得ていました。

　私も強烈な一撃に魅せられた一人であり、当時は好んで本機を遊技していたのですが…。シビアすぎる制約が設けられていたのです。