甘デジ「1000発オーバー」が破格の比率…ST性能はミドル並み!?

甘デジながら強力なRUSHが魅力『CR緑ドン 花火DEボ~ンジョルノ 1/99ver.』

 パチスロの歴史に燦然と輝く名機『ハナビ』。花火をモチーフにしたフラッシュなどの演出面とフル攻略すれば設定1でも機械割が100%を超えるスペックで人気を博し、販売台数が10万台となる大ヒットを記録した。

 さらにその後継機となる『大花火』では1回のBIGで最高711枚獲得できる出玉性能と鉢巻リールによる多彩な演出がウケにウケ、前身機を超えるインパクトを市場に与えたのである。

 こうして『花火』シリーズはパチスロの人気ブランドとして確立され、以降、さまざまなタイプのシリーズが登場した。なかでも主人公のドンちゃんを3つのカラーで区分し、それぞれに色を持たせた『青・赤・緑ドン』は本シリーズの顔といえるだろう。

 そのなかのひとつである『緑ドン』はパチンコにも参戦。『CR緑ドン 花火DEボ~ンジョルノ』でパチンコデビューを飾ったのである。

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 大当り確率が1/249.1のミドルタイプと大当り確率が1/99.9の甘デジの2種類あるが、ここでは後者『CR緑ドン 花火DEボ~ンジョルノ 1/99ver.』について紹介しよう。

 本機の特徴といえば、高継続のSTと演出とリンクした「上乗せ」が発生するランクアップボーナスにある。

 STは130回継続し、ループ率が約82%と非常に高い数値になっているがヘソ抽選時は確変の振り分けが約10%と低く、突入のメインは時短による引き戻しから。いわゆる突破型のゲーム性となっている。

 その初当り時の時短も50%は31回転だが、30%は4回転しか付与されないわりと厳しめな設定。残りの10%は91回転と突破の大チャンスとなるが、時短31回転の引き戻し率は26.8%で、直撃などを加味したトータルの突破率は30%ほどである。

 ただ、一度STに入ってしまえばミドルタイプに遜色ない性能で、右打ち中はほとんどが前述のランクアップボーナス「XTREME RUSH」になるが、15ラウンド約1400発を筆頭に、10ラウンド以上が24%も占めている。

 さらに、最大出玉となる16ラウンド1500発の「スーパービッグボーナス」が10%あるので、右打ち中の大当り3回に1回が約1000発以上の出玉を獲得できる計算となる。

 さて、その「XTREME RUSH」だが、エアボードで疾走するドンちゃんがトリックと呼ばれる技を繰り出すことでランク(COMBOの数値)がアップし、ラウンド数が増えていくという、従来のランクアップボーナスにはないゲーム性を楽しむことができるようになっている。

 技の難易度が高くなるほど1回で獲得できるCOMBOの数(上乗せ)が増加するので期待感が途切れることなく打てることに加え、テンポよく展開していくトリック演出で疾走感も味わえるのが特徴となる。

 夏の東京五輪で金メダルを獲得した堀米雄斗の影響により大注目されているスケボーをモチーフにした演出なので、最後に本機をビタビタにゴン攻めするもの一興かも。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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