パチンコ業界で「本当に勘弁してくれ」との声も!? 導入前の新台に対する行動へ思うこと…

 何かと話題になることの多いYouTube。最近ではメーカー公式やパチンコ店、コンサルタントなどそれに関わる人たちのチャンネルも非常に増えてきましたよね。

 その内容も多彩で裏話的なことから遊技機そのものに関するものまで実に幅広く、最近では芸人さんのパチンコ系チャンネルの躍進も目覚ましいものがあります。

 私自身はYouTube自体をあまり視聴しない方で、話題になったものやまとめサイトに掲載されたもの等はチラ見することもあるのですが…。少しだけ違和感、というか物凄く気になっていることがあるのです。

 というのが導入前の遊技機台を滅多切りにする行為。これってどうなんでしょうか?

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 確かに遊技機はヒットするよりもヒットしない方が遥かに多く、それでも導入せざるを得ない理由などもあり、ホールデビューしてはいつの間にか消えていく機種も多くあります。

 寿命の早いものでは僅か1ヶ月というのも当たり前。中古価格もアッという間に新台価格の半値以下…ということも珍しくなく減価償却もままならない、そんな機種も多々あります。 

 その最新機種動画を視て『○○期待していたけどダメっぽいな、打つのをやめた』となることもあると考えれば、それは自分で自分の首を絞めていることになりませんかね?

 人気チャンネルの中には登録者数10万人を超えるものも多数あり、その視聴数が数十万回に上ることも珍しくありませんので影響力も十分にあるでしょう。人気ライターが導入後の実戦動画で絶賛したことから、稼働が伸びることもある訳です。まぁ、この逆も当然あり得るということですよね。

 実際に評価できる部分が少なかったのかも知れませんが、良い部分もアピールするような気遣いも必要ではないでしょうか。

 特に最近では、その傾向が一段と顕著なためひとこと申し上げた次第です。良い部分もしっかりアピールしながら「NGポイントもあります」というのであれば理解も出来ますが、一から十まで酷評というのはいかがなものでしょうか。

 業界誌などでも新機種レビューがありますが、流石に0点というのはない訳ですからね。勿論これは「私個人の考え」なので賛否あると分かっています。ただ、同じように苦々しく思われている方もいらっしゃるかと思います。先日あるメーカーの方と談笑していた時も正にそうでした。

「導入前なんだからYouTubeでボロクソに酷評されるのは本当に勘弁してくれ」と。「せめて酷評するのなら導入後に、結果が出てからにしてくれ」と。しかもその機種は、かなり期待されている機種でしたからね。

 どんな機種がヒットするかは本当にわからないのがパチンコ、パチスロ。つまり「予想外のヒット」「想定外の低稼働」という可能性も大いにあり得る訳です。

 私がもしユーチューバーならば、ダメそうな機種でも良さそうな部分を徹底的に探しアピールします。それで少しでも稼働に繋がるのならば『ヨシ!』ではないでしょうか。

 それでパチンコ業界が少しでも盛り上がれば『OK!』じゃないですか? 皆さんはどう思われますか? この風潮が少しでも改善されることを願いたいと思います。

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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