パチンコ店で「確変横取り」を目論むハンター!? 強引すぎる行為に苦情殺到…

 先日、当サイトのライター堀川茂吉さんが興味深い内容のコラムを綴っておりました。それは「確変台を譲ってもらった」というお話です。

 大負けの状態で突如として訪れた逆転のチャンス。どのような結果となったのかは、ぜひ「該当記事」にてご確認いただければ幸いです。

 この手の出来事はたびたび幸運な出来事として話題にあがりますが、パチンコ店のルールによっては「確変台を譲れない」という可能性があるのをご存じでしょうか。

「譲ろうとしたけどスタッフに止められた」、「問答無用でラムクリされた」といったお話も耳にしたことがございますが…この部分の対応方法はホールによって異なるので、「これが正解」というものはないのです。

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 私の勤めていたホールではお客様から「台を譲りたい」とお願いされた際は、その意思を尊重してそのまま開放しておりました。逆に台を譲らずに止められる場合は、「ラムクリアして今の状態が消えてしまいますがよろしいですか?」と確認をとった後、通常状態へと戻します。

 このようにルールを取り決めて営業していたわけですが、過去には「確変台」を巡ったトラブルが発生することもありました。

 勤め先だったホールには「安藤さん(仮名)」という常連さんが存在。この方は勝利への執着心が非常に強く、スタッフの間では有名でした。お客様が確変中に止めようとすると「俺に打たせてくれ!」とグイグイ食いついてくるのです。

 もちろん、確変台を安藤さんにそのまま打たせるわけにはいきません。止めるお客様が「打っていいよ」とOKすれば話は別ですが…見ず知らずの人間に「確変をよこせ!」と迫られて、台を譲ろうとする人はいないでしょう。実際、安藤さんの作戦は全て失敗に終わっていたと思います。

 この確変横取り戦法は次第にエスカレート。段々見境がなくなっていき、確変中に食事休憩をとろうとしているお客様にも「止めるの?打っていい?」と話しかけ始めたのでした。

 これには他のお客様から苦情が殺到。さすがに行き過ぎた行為なので、私は安藤さんに注意をしました。その日はすんなりと聞き入れてくれたのですが…。

 その次の日から不可解な現象が起きるようになったのです。無人の空き台から呼び出しランプが鳴ったり、風除室の一角に大量の落ち葉が捨てられたりと、あり得ないことが連発したのでした。

 カメラで確認したところ、これらは全て安藤さんが仕掛けた行動であることが判明。どうやら、私が注意したことを根に持って嫌がらせをしていたようです。

 これに関しても注意をするつもりでしたが、結局その後は安藤さんがホールに来ることはありませんでした。今でも別の店舗で同じ行為を繰り返しているのでしょうか。ホール店員時代の印象に残っているお客様に関するお話でした。

(文=ミリオン銀次)

<著者プロフィール>
 ホール店員・雀荘店員といった職種を経験。それらを活かし、ライターとして活動中。特に力を入れているのはパチンコ・パチスロ分野で、自身の遊技体験やホール店員時代のエピソードを中心にしたコラムを執筆している。パチンコ・パチスロ歴は10年以上で「打ちたい台をトコトン打つ」がモットー。結果として、目も当てられない大敗を多く経験。「悲惨なエピソードも明るく紹介したい」といった拘りを持つ。

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