パチンコ「2400発+α」の爆裂で魅了した革命機! ガツンとくる出玉の集中は未知の体験!!
もう期限直前待ったなしのCR機。本当に1/31以降は打てなくなるのかとあまり実感がわかないというのが率直な気持ちですが、これで最後かと思うと打ち納めしたい機種が多すぎて逆に「打たんでええか」となるファンも居そうなものですね。
思えばCRの歴史のなかでさまざまなスペック、ゲーム性の機種が生み出されました。2回ループ、ST、突確、潜確、転落抽選と、CR機の存在意義となる「連チャン機能」は進化、拡大しパチンコの繁栄を支えてくれたのです。
そんな連チャンシステムとして目新しい部類に入るのは「小当りRUSH」でしょうか。そして、小当りRUSHといえばこの機種をおいて他にありません。『CRぱちんこGANTZ』。
初代『GANTZ』は革命であり、衝撃でした。『CR交響詩篇エウレカセブン~真の約束の地~アネモネVer.』や『CR逆転裁判』など、小当りRUSH機として初期に登場したマシンの影響もあり、「なんか微妙」な印象だった小当りRUSHを出玉と夢のある機種に変換してくれました。
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2400発当りにくっついてくる小当りの連打は、その増量感や爽快感などパチスロの集中やATを思わせるようなこれまでにない感覚をプレイヤーに与えてくれたのです。
新感覚の連チャンムーブで、初打ちにおいてそれを存分に体感できたというのもあって、一瞬で本機の虜になりました。
2400発+αがループする強力な出玉感で一撃1万発を超えることもしばしば。通常のパチンコにおける連チャンとは違い、シームレスに継続してくる「ひとつの長い大当り」のような打感とも相まって、1万発到達の喜びはまったく別物となるのです。
そしてその小当りRUSHを盛り上げる使用楽曲の素晴らしさ。ドレスコーズの「人間ビデオ」が最高すぎました。この選曲センスが大ヒットの要因でもあると思います。ほかの曲もあわせ、正直、搭載楽曲のセンスの良さは「これまで登場したすべてのパチンコ機のなかで1番」まであるでしょう。
そんな私の愛に応えてくれるところも最高で、なんか打ったらだいたい100回転くらいで大当りしてくれます。しかも「超GANTZ BONUS」の引きが異様に良い。特に初当りの「超GANTZ BONUS」割合なんて、50%を越えてるんじゃないかってくらいの勢いです。
ただ、逆に「超GANTZ BONUS」を引けない場合は、ほぼほぼ通常大当りになるんですけどね。EXTRAでハメた回数のわりにサバイバルRUSHで普通の確変が連チャンしたパターンをほとんど思い出せません。
ほかにも演出の展開やバランス、メリハリも見事で打っていても飽きがこないし、トータルで完成度の高い、まさに名機。ライトスペックの兄弟機もあって選ぶこともできるし、なんというか完璧な一台でした。ありがとうございました。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。