パチスロ最悪の展開でも「ヒキで勝利」が可能!? 新台『TIGER & BUNNY SP』実戦レポート!!

　パチスロ6号機の黎明期には様々なマシンが登場したが、ヤマサの『パチスロ TIGER ＆ BUNNY』はユーザーから厚い支持を受けていた印象だ。

パチスロ新台『蒼天の拳4』実戦レポート!!

　レア役が起点となるCZと現実的な確率で当選する疑似ボーナス。駆け抜けてしまうことも多かったが波に乗れば大きく伸びるATのゲーム性も好評であった。

　3月7日、そんなマシンの後継機がリリース。その名も『パチスロ TIGER & BUNNY SP』だ。

　販売台数は2500台とかなり控えめ。本機を実戦するにあたり、ホールを探しに探し片道2時間をかけて辿り着いた。早速実戦レポートをしていきたいが、その前にスペックのおさらいをしよう。

　本機は純増2.5枚のAT「グッドラックタイム」で出玉増加を目指すマシン。小役の連続が上乗せのキモとなり、ベルやハズレを5連以上させると上乗せや疑似ボーナスなどの恩恵が発生する。

　通常時はマップ管理方式。特定のゾーンでCZの当選率が変動するゲーム性で、モードによってゾーンも異なる。どのモードにおいても基本的に100〜150G、300〜350Gは当選に期待できるゾーンだ。

　CZはバトル形式で、保証ゲーム内でダメージを与え、リプレイの一部でジャッジ演出へ移行。与えたダメージ量に基づいてAT抽選を行うが、実戦上は敵の体力を0にしてしまうパターンが多数であった。

　今回は恐らく最低設定での実戦。何故そう予想するかといえば全てモード天井での当選となったからだ。意気揚々と回して行ったが、初回約650Gで当選。いわゆる「おは天」である。

　本機の名誉のために報告するが、同ホールで本機の導入は3台。周りを見ると100G以内や150G以内の当選も散見し、筆者のヒキに問題があった可能性が高い。

　結果から言ってしまえば通常2372G回し、初当たりが4回。CZはすべてATに繋がったもののモードA2回、モードB1回、チャンスモード1回でCZが「1/593」と辛い展開となってしまった。

　ハマればハマるほどCZの保証ゲーム数を多く保有できるので突破しやすい。体感では25G程度の保証があれば完全撃破も余裕といった印象だ。

　しかし、辛い展開は通常時のみと言っても良い。ATで1度大きな展開を作ることに成功し、収支はプラス。「ATが約1/600」と設定1の確率を大きく下回っても戦える性能は備えているようだ。

　ATに関しては自力感が満載。ベル5連で上乗せが発生し、その後ベル連のたびに追加上乗せとなる。ハズレ5連時は疑似ボーナス当選濃厚。疑似ボーナス後も「ハズレ連」が継続している状態なので、ボーナス後1G目にハズレを引けば自力1G連となる。

　今回大きな波が作れたキッカケはベル連中にレア役を引いて「ベル連＋レア役でのループストック」で大量上乗せが発生したことが発端。ベルやハズレ連中にレア役を引いても連続がストップしない点は嬉しい設計だ。

　販売台数が控えめなため、目にすることは少ないマシンかもしれない。しかし、プレイしてみる価値のあるマシンといえるだろう。

（文=大松）

<著者プロフィール>
　4号機『大花火』でホールデビューし、『パチスロ北斗の拳』でドハマリ。6号機は『パチスロ モンスターハンター:ワールド™』がお気に入り。G&Eビジネススクール卒業後、プログラマーや事務職を経験。現在はライティング業務に従事する傍ら「パチスロガチ勢」として活動中。パチMAXでは主にハイエナ実戦記事や動画レビュー記事を担当。常に攻略情報に注目しており、「6号機でも勝てる」を心情に有益な情報を紹介中。

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