パチンコ店「謎の行動」で心が和む!? 【松戸檸檬の人生ちらみせ道中膝栗毛】

高齢化社会の現代、1円パチンコのシマで見たコミュニケーションの形。

 今はパチンコホールで交流なんて出来ない時代だよねという現実を受け入れつつある松戸檸檬です。どうもこんにちは(過去の記事参照)。

 パチンコを打ってて、大当りが来たのに玉切れの時も誰も「はい、これ」って出玉を渡しても断られる時代だし、昔なんかは何も言わなくても勝手に上皿に入れてくれたんだけどね。

 これは打ち手も変わってきたからパチンコマナーの当たり前も変わってきて、私みたいな考えはもう古いのかもしれない。それに、ギャンブル性が高くなり、隣は敵! みたいに打ってる人が多いんだもん。そりゃー和気あいあいとなんて打てないか。

 なんて分かっていても、ちょっと寂しくもあるなーと思っていた頃、1円パチンコのシマだと雰囲気が違って、ホールによってはまだ和気あいあいとしている所があるのを発見した。

 私は4円パチンコを打つけれど、たまに時間がない時にどうしても打ちたい時は1円パチンコを打つ時がある。また、当らなくて打ち散らかして、どうしても当てたい、心のリハビリをしたいのよーって時は1円パチンコで当ててマインドと負債を保とうとする時がある。

長らくやっている習慣なんだろう…

 そんな時に1円パチンコのシマで常連さん同士が交流している姿を見るとほっこりした気持ちになる。あるお店ではおじいさんがセブンイレブンでアイスコーヒーを大量に買ってきたようで、6個用のドリンクホルダーを抱えて店内に入ってきた。

 コンビニにドリンクホルダーなんてあるんだ…と驚きつつも、そんな大量のアイスコーヒーをどうするのだろうと思ったら、コーヒーレディよろしく顔見知りの常連客に配り出した。

 初めは決まった人に渡しているっぽい。貰う側も分かっている素振りでお礼を言っている様子から長らくやっている習慣なんだろう。最後の1つは予定よりも多く買ってしまっていたのか、誰に渡そうかなーと迷いながらも選ばれたのは、派手な服で着飾ったおばさんだった。

 アイスコーヒーをポンと置かれたおばさんは驚きながらも、ありがとうと言って微笑んで口にした。おじいさんも満足そうにアイスコーヒー片手に自分の台に着席していた。

 なになに!? この集い。アイスコーヒーを買うのは順番制なのか、いつもおじいさんの奢りなのか分からないけど、なんかいいね。私もおばあさんになったら、こうゆう輪に入れるのかなーなんて想像した。

 私が住んでた名古屋は喫茶店文化で、喫茶店ではコーヒーチケットを買ってキープしている年配の方達が毎朝交流しているのが当たり前の風景だった。これは、それのパチンコ版なのかもしれない。

 コンビニコーヒーも喫茶店に負けず劣らず美味しい時代だし、打つのは1円パチンコなので、打つ機種によっては大負けする事も少ない。麻雀よりも指先や手は動かさないけれど、みんなと会話もするし、ボケ防止にもなりそう。

 私の老後は何をしてるか分からないけれど、こうやって交流して遊ぶのも悪くないだろう。インドア派の私は同じ玉遊びなら、グランドゴルフよりもパチンコの方がいい。

(文=松戸檸檬)
<著者プロフィール>
 パチンコ発祥の地・名古屋市出身。ファッション誌の編集者になる予定がパチンコ雑誌の編集者になった事がきっかけで、この業界にズブズブと浸かる。編集者の後、フリーライターを経て、開発会社にてグラフィックデザイナーとなる。パチンコ業界の外側から内側まで経験し、業界で稼いだお金はキチッとホールに還元する清く正しきパチンカー。 

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