甘デジ新台「1.5倍ハマりで遊タイム」の新解釈マシン!!

【公式】豊丸チャンネルより

興味深い新機軸スペック機が登場

 クセの強いスペックの機種を紹介し、そのシステムを紐解いていく「クセ強スペック研究所」。ただ、今回は残念ながら、別にクセが強いわけでも、新機軸のシステムを解明していくわけでない。解釈基準改正に対応した新機種が登場したのでそれを紹介していこうという趣旨になる。

 解釈基準の改正とは、パチンコ・パチスロにおける技術上の規格・運用における基準に新しい解釈を示したもので、パチンコでは「遊タイム」が誕生した発端となる事案にある。

 その解釈基準の改正がまさに遊タイム登場ぶり以来(?)に改正されることになった。その改正による主なパチンコでの機能は遊タイム発動条件の短縮である。これまで、大当り確率分母の2.5倍から3倍の回転数となっていた遊タイムの発動契機が1.5倍から3.0倍以下と改められた。

「1.5倍ハマりで遊タイム」を採用した甘デジ新台

 つまり、最短で確率分母の1.5倍、1/319のミドルタイプなら約480回転、1/199のライトミドルなら約300回転で遊タイムの発動が可能となるのである。このたび豊丸が発表した甘デジではなんと150回転で遊タイムに突入する。その名もスバリ『P華牌RRwith清水あいり 150de遊タイム』である。

 本機は1種2種混合機なので確率変動機能は搭載されておらず、したがって大当り間で150回転を消化すると320回の時短(プラス残保留4個)の電サポモード「PREMIUM南国翔TIME」が発動する。

 右打ち中の確率は1/14.4なのでほぼ大当りを獲得でき、その後は約81%継続のRUSH「南国翔TIME」へと移行。大当りの半分が10ラウンド約600発のパワフルな連チャンモードを味わうことができるようになる。

 この「南国翔TIME」は時短18回+残保留4個で構成されているので、RUSH抜け直後に遊タイム到達が近くなるような循環は望めないが、それでも128回転で遊タイムが訪れるのである。異例の遊びやすさといえよう。

 ホールの扱い問題やハイエナ集団の過熱が懸念される側面もあるだろうが、さらにゲーム性の幅が広がるパチンコがより盛り上がってくれることを期待したい。

 ちなみに、今回の解釈基準改正の本丸は「コンプリート機能」である。どんな仕様かといえば、出玉がリミットに到達するとその日はその台で遊技ができなくなるというもの。つまり、打ち止め装置(巷では安全装置と呼ばれているらしい)なのである。

 大昔、羽根物や一発台でホールが自主的に「打ち止め」の処置をとることはあったが、機械そのものが出すぎたと遊技を停止する世界線が来るとは驚くほかない。のめり込み防止や過度に射幸性を高めないための機能であろうが、どのように実際に運用されるのか非常に興味深い機能である。

(文=大森町男)
<著者プロフィール>
 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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