パチンコ店で「血みどろ大乱闘」勃発もいきなり無効試合に…その理由とは?

 パチンコ店にトラブルはつきもの

 私は当サイトにて、何回かパチンコ店における警察や消防の対応に関する記事を投稿していますが、元従業員の立場からすると、正直それらの対応はやりたくないものです。現場での対応もしかり、その後の事後報告などをまとめないといけないからです。

 数ヶ月に1回程度、パチンコ店内では何らかの揉め事や事件などが発生していました。そんな時はやむを得ずに、警察や消防(救急)のお世話にならざるを得なかったのですが……。

意外な事実が判明

 とある日のことです。営業中に、お客様が突然パチンコ店内で倒れてしまいました。以前紹介したてんかんに似た症状で倒れられたのではなく、今回は持病によるものでした。店内にいた従業員数名で、倒れたお客様の対応と救急連絡など、それぞれが役割を決めて動いていると、数名のお客様が「何があったのですか?」と聞いていらっしゃいました。

 それに対して「私たちで対応できるので問題ない」とお伝えすると、なんとお客様はこの地元の「消防隊員」の方々だったのです。その消防隊員たちは、救急車が到着するまで傷病したお客様の対応のほか、やがて救急車が到着すると、一緒に搬送も手伝って下さいました。

お巡りさん登場で一件落着

 今度は別の日のことです。ホール内でお客様同士の喧嘩があり、それも血を流すほどの暴れっぷりでした。現場のホールにいた私たちは「さすがにこれはまずい」と思って、その仲裁に入ると、別のお客様も仲裁に加わったのです。

 その仲裁に入ってもらった人は、すぐさま「警察手帳」を見せて、私たちや喧嘩をしていたお客様はあっけに取られてしまいました。そこで喧嘩も何気なく終了しました。

 この2つに共通することは、どちらもたまたま「非番」であり、公休日にパチンコやパチスロを嗜んでいたのです。

 こんな話があります。かなり昔、私はパチンコ店内で巡回中に足を滑らせてしまって、肉離れを起こしてしまいました。そこで救急車を呼ぶことになり、今回と同じように私服のお客様が数名駆け寄ってきたのですが、その人たちは非番の救急隊員の人だったのです。

何かトラブルがあったら周りに助けを求めるのもアリ?

 救急車内にて、私はその隊長さんから話を伺いました。警察や消防(救急)の人は、意外と非番(公休)の時にはパチンコやパチスロをしていることも多いそう。もしそのようなことが必要な場合は、打っている人たちに対して声を掛けてもらうと助けてもらえることがあるかもしれないそうです。今回はたまたま居合わせていて、救急車が来たことで駆け寄ってくれたとのことでした。

 ちなみに、パチンコ店内で事件や事故が発生したら、店舗のフローとしてまずは従業員全体で共有して報告します。それが第一ですが、もうひとつワンクッション入れて、店内に警察や消防救急の方がいるかどうかも確認することで、より早く対応可能であることを知りました。現役のパチンコ店員の皆様、ぜひ参考していただければ幸いです。

(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
 パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。

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