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地獄か天国か…前代未聞「全台設定1・6のみ」パチスロ専門店

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「設定は1、もしくは6しか使っていません」と告知

 先日は10円貸し専門で特殊景品のないパチスロ専門店『お宝ハウスフルスロットル』について述べたが、今回もまた少し変わった低貸し専門店の思い出だ。

 その店の登場は確か2006年で4号機時代の終わりも近づいてきた頃だろうか。私の地元では初めての低貸しパチスロ専門店で、それなりに良い思いをした記憶がある。

 貸しメダル料金は全台10円。12割分岐での営業だったが、もうひとつの特徴が「設定は1、もしくは6しか使っていません」と告知をしていたこと。まだ過激なイベントに規制もかかっていなかったが、ここまでハッキリと謳う店も珍しかったような気もする。

 6の割合が低いのは間違いないのだろうが、実際に設定6の判りやすい機種にも投入されていたことを何度も見かけた。そのため、朝イチから出向き設定6と思わしき台を確保しては終日タコ粘りしたものだ。

 その標的としていたのが大都の4号機『秘宝伝』(2006年)。2005年には5号機も登場しており、4、5号機が混在している状況。爆裂AT機は大半が撤去されており、エクストラと呼べるほどの強烈な設定6を有するマシンは姿を消していた。

秘宝伝での「1か6かの判断基準」は実に単純であった

 それでも4号機撤去期限ギリギリまで検定の残っていた秘宝伝やロデオ『俺の空』、オリンピア『ニュー島唄』など、当初は大きく性能の劣った5号機と比べれば、十分なスペックを持つマシンがまだ残っていた時代である。

 その秘宝伝での1か6かの判断基準は実に単純。チャンス目出現率及び出現時の高確率突入率、BIGボーナス中のスイカとハズレの回数。この3点だけだ。チャンス目確率、突入率の1、6の設定差も大きかったし、ボーナス中のそれも格段に差があったからだ。

地獄か天国か…前代未聞「全台設定1・6のみ」パチスロ専門店の画像2 もちろん通常のホールで全ての設定が存在する状態であれば、それほど楽でもない。しかし「1or6限定」という状況だったからこそ、より大きな効果を発揮したのは言うまでもないだろう。

 したがって、チャンス目が出現して2連続で高確非突入だと即見切り。逆に2連続で高確突入するようだ6と決め打ち。もちろん早い段階でBIGを1度でも引ければ尚良しといった感じだ。

 たったこれだけだが、6と思わしき台を確保できる可能性はかなり高めで勝率も8割は超えていた。ただし5000枚出しても4万円弱相当にしかならない。めちゃくちゃオイシイ訳でもなかったが、かなり手堅いホールであったのは確かだ。

 しかし、店側としてはやはり難しい部分はあっただろう。朝イチこそ稼働は良いが見切られた台は閉店までほぼ動かず、昼過ぎには閑散とした状況に。6と思わしき台だけが閉店まで動くような状況に陥ったのだ。

 結局そのスロ専は営業方針を変更。しばらくは営業を続けていたが、廃業しコインパークになってしまった。あの頃は今以上に個性的なホールが多かったと思うが、これからも斬新なホールが生まれる可能性はあるのだろうか。興味は尽きない。

オーハナB

オーハナB

元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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