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「イベント」「出玉規制」など警察庁の人事異動ユーザーへも影響大!? 業界の重鎮が警察とパチンコの話を解説
警察庁生活安全局の課長は「パチンコ業界を睨む1番偉い人」
警察庁は8月30日、松下和彦警察庁長官官房会計課会計企画官兼理事官を生活安全保安課長とする人事を発令した。前任の小堀龍一郎氏は警察庁長官官房企画課長に異動した。
この人事について、業界の大御所・大崎一万発氏は、自身のYouTube「まんぱつ」内の動画「【警察庁人事異動】ユーザーが意外と知らない警察とパチンコの話」で触れている。
冒頭、大崎氏は「ユーザーは知るか。関係ねぇじゃんと思うだろう」とし、「明日、どの店が出るとか、どの台が出るとかとは一切、関係ないこと」と続けたが、警察庁生活安全局の課長は「パチンコ業界を睨む1番偉い人」と説明。生活安全保安課長の「ご意向で業界の未来が良くなったり悪くなったり…というのが左右される」そうで、極端な話、「アナタが明日、ネットで激アツイベントを調べて行けるかどうか」が、「その課長さんのご意向で無しになったり、緩くなったりする」可能性があるとした。
周知の通り、パチンコは風俗営業に属することから、許認可や取締は警察の所管である。それ故、今回の人事にパチンコ業界人は注目していたわけだが、今回、「いつもよりザワついた」のは、前任の小堀氏が「非常にパチンコに対して理解のある方だった」からだという。
「小堀さんが居たから、一歩前に進んだという側面がある」
大崎氏によると、小堀氏は生活安全保安課長の就任前から課長補佐としてパチンコ業界を見続けており、「イジメようとか、締め付けようとかじゃなくて、業界の意見をよく聞いた上で所管しようという姿勢のある方だった」模様。生活安全保安課長就任後はコロナ禍に直面した中、パチンコ業界存亡の危機を「上手いことハンドリングして、業界の言い分も飲んでくれた上で、いろいろな施策を打ち出してくれた」のだそうだ。
たとえば、CR機や5号機といった「旧規則機設置の1年延長」は、小堀氏の手腕。現在進行中である「広告規制の見直し」についても、「小堀さんが居たから、一歩前に進んだという側面がある」と大崎氏は言う。
つまり、この小堀氏はパチンコ業界にとって「非常にありがたかった」存在だったわけで、となると、気になるのが後任の松下氏である。現状、「どういった方なのかは全く分からない」そうだが、「(松下氏が)どういうやり方をするかというのは、業界団体での講和があるので、その内容を読み取れば、どういうニュアンスになるかが分かる」とした。
ただ、大崎氏が関係者に聞いたところ、「そう心配するような方じゃないと思いますよ」と、「比較的、安心したような感じのお返事をいただいた」とのこと。「めちゃくちゃ怖そうな方ではない」そうなので、「引き続き、緩和路線で6.5号機、メダルレス機、スマートパチンコ」と続いた上で、「広告宣伝も見直しになれば、もうちょっとパチンコ業界も盛り上がっていくんじゃないか」と期待を込めた。
(文=編集部.)
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