「ストック4発×81％ループモード」の太っ腹スぺック！ 画期的なパチンコ「高性能RUSH」に熱視線

　奇抜な発想、突飛なアイデア、斬新な仕組み。そういったこだわりのスペックを搭載したマシンを深掘りしていく『クセ強スペック研究所』。今回チョイスしたのは豊丸の最新機種『Pプロゴルファー猿 EMPEROR MODEL』だ。

「ストック」と「高ループ」が織りなす高性能変則スぺック！

　豊丸といえば“クセ強スペックの大家”としてファンに認識されているだろう。近年のP機では「変○」メーカーの座を藤商事に奪われているような印象も受けるが、久しぶりにその本領を発揮しているのが、この『プロゴルファー猿』になる。

　それではまず、本機のスペックやゲーム性を確認しよう。大当り確率が約1/319.6で、初当り時の60％が、突入しただけでVストック4個の確保が約束される「SPE猿TIME」と呼ばれる出玉特化ゾーンに突入する。

「SPE猿TIME」のVストックは放出時にラウンド振り分けが発生。出玉は最大出玉となる10ラウンド約1050発か2ラウンド約250発のどちらかで、だいたい半分ずつの振り分けになっている。したがって、最大で4200発、最小だと1000発だ。

　また、本モードには振り分けの3％だけ「V×4再チャージ」という出玉トリガーを忍ばせているので、「SPE猿TIME」が神ループする可能性もあるにはあるが、基本的に4個放出で終了する。

　しかし、本機の本番はむしろこれから。「SPE猿TIME」のVストック4個目では、さらなる連チャンを手にするチャンスが訪れるのだ。

　というのも、この最後のストック大当り時はこれまでのストック消化の抽選とは異なり、78％で「RUSH（猿USH）」に突入、19％で通常モードに戻るという抽選が行われるのである。残りの3％は「SPE猿TIME」再突入になる。

ストック消化後は継続約81％の連チャンモードへ

「猿USH」中は、ストック4回目と同じ抽選振り分けなので、約81％で連チャンモードがループしていき、19％の時短なしを引くと連チャン終了となる。つまり、右打ち中の流れを整理すると、①初当りでVストック×4発→②4回目の大当りで連チャンモード継続抽選→③成功すれば81％ループのRUSH、といったゲームフローになる。

　要は、SANKYOの『Pアイドルマスターミリオンライブ』の「ストックタイム」が誰でも満タンの状態で打ち始めることができるが、「V-LOOP」は最後の1つだけ…それでもループ率は約81％、みたいなことだ。

　ただ、VストックやRUSH中にもVストック×4回を再度獲得できるチャンスがあるので、その場合はその都度①に戻るようなイメージになる。

　パチンコの「ストックタイム」は、なかなかVが貯まらない印象を持つファンも多いだろうが、本機は必ず4つ（保留4個分）をフルチャージしてくれる太っ腹性能。しかも最後の1発はループも期待できるので、単なるリミットマシンとは一線を画したゲーム性になり、新たなRUSHタイプを生み出したのである。

　スペックマニアのパチンコファンはぜひ一度ご賞味あれ。