【スマパチ新台】世の中で「ブームとなった物の要素」を兼ね備えた仕上がり?

公式HPより

スマパチの閑散とした雰囲気は何なのだろう

 スマパチを見ていると、新しいモノを根付かせる事ってすごく難しいのだなぁと再認識させられる松戸檸檬です。どうもこんにちは。

 思い返してみると、パチンコにおける変化は数知れず。気づいたら液晶も役物もドンドン大きくなっていったし、今じゃ枠に何かが付いているのは当たり前。お偉いさんが「デカけりゃデカい程イイからギリギリまで攻めようぜ!」 なんて言ったのかなと勘ぐってしまうぐらい、大層な物がついているのが定番となっている。余談だけど、こういったモノを一度付けだすと本当に厄介で、他もやらなきゃいけなくなる。「あそこがあんなの付けだしたよ、うちも付けなきゃいけないじゃーん!」状態なのである。

 そう、メーカーが色々なモノを生み出してホールに送り込んだとしても、人は慣れる生き物なのだ。多少の違和感はゲン担ぎに買ったレインボーマウンテンと共に飲み込んで、どうにか慣れようと努力する。だけど、浸透していないと慣れるタイミングもない。それが今のスマパチだ。

 一方スマスロはやれ万枚だの、スロットの時代が来ただの、お祭り状態なのに比べてスマパチの閑散とした雰囲気は何なのだろう。

 ネットで、ある商品のマーケティングを分析していたページを読んだのだけど、そこスマパチが浸透するためのヒントがある気がしたので、スマパチに変換してざっくり紹介しようと思う。
成功の鍵を握るのはこの3点。

「1.スマパチに興味を持ってもらえるような機種開発」「2.スマパチが打てる状況を作るための導入台数」「3.信頼される根拠を発信」するって事らしい。

これらを全部満たしているのが『e新海物語(以下、スマパチ海)』な気がするの。(む、むりやり~! と思った人、最後まで読むべしっ!! )

世の中で「ブームとなった物の要素」を兼ね備えている?

 今でこそ、何でも打つおじいちゃんおばあちゃん勢がいるものの、根強い人気の「海」のコンテンツからスマパチが登場となれば、スマパチデビューする人も増えそうな気がする(1の要素、クリア! )。そして、導入台数は1.5万台らしいので、2万台導入の『PA大海物語5 Withアグネス・ラム』よりは少ないけど、大体のホールでは見かける事は出来るのかな。(2の要素もクリア!! ) 。

 最後に信頼される根拠だけど、これは今で言うところの『P大海物語5(以下、大海5)』や『新世紀エヴァンゲリオン〜未来への咆哮〜(以下、エヴァ15)』みたいな位置づけだと思う。大海5やエヴァ15なら回してくれるだろうという安心感。

 スマパチ海のボーダーも大海5ぐらいらしいし、たと例えちょっとこれは…って回り方でも50回転ごとに時短のチャンスか否かのCタイムを搭載しているので、ついつい回しちゃうんじゃないかな。(3もなんとか、クリア?)。

 Cタイムの成功率は10%と分かっていても、きっと止めるに止められないのがパチンカーの悲しい性。私もズルズル打ってしまうに違いない。

 今ネットに公表されているCタイムの情報だと、突入契機はRAMクリア時、電サポ終了時、Cタイム失敗後の50回転後で成功率10%を突破すれば、20%で時短100回転、80%で時短50回転に突入するそうな。数字に強い人なら、「いや、そんなに得しないじゃん」って思うかもしれないけど、ホールに足を踏み入れた途端、数字に弱くなるのがパチンカーなのだ。今の時代では批判される事間違いなしの「据え膳食わぬは男の恥」ということわざを「期待値追わぬはパチンカー(スロッター)の恥」にそろそろ変えてもらった方がいいぐらいである。

 つまり、世の中でブームとなった物の要素をスマパチ海は兼ね備えているのだ! 今まで、「そんなモノあったっけ?」と幻となって消えたパロットや雀球など、色々な挑戦をしてきた業界だけど、私がおばあさんになった時に駅前でさらっとスマパチを打つ未来は訪れるのかは気になる所。もうさ、それを推し出して行くのならば、浸透させちゃおうよ。頑張れ、スマパチー!

松戸檸檬

パチンコ発祥の地・名古屋市出身。ファッション誌の編集者になる予定がパチンコ雑誌の編集者になった事がきっかけで、この業界にズブズブと浸かる。編集者の後、フリーライターを経て、開発会社にてグラフィックデザイナーとなる。パチンコ業界の外側から内側まで経験し、業界で稼いだお金はキチッとホールに還元する清く正しきパチンカー。 

Twitter:@matsudo_lemon

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