パチスロなんぞは「少しの知識とデータ」をインプットするだけで…【濱マモルののほほんコラムVol.253~プロ野球記録~】

【濱マモルののほほんコラム】

濱マモルののほほんコラムVol.253~プロ野球記録~

 5月18日、阪神甲子園球場で、阪神タイガースと東京ヤクルトスワローズのデーゲームが行われた。

 先発は阪神がジェレミー・ビーズリー選手、ヤクルトがミゲル・ヤフーレ選手。試合は、4回に阪神の大山悠輔選手がタイムリーを放ち、そのまま1-0で阪神が逃げ切った。

「今日はプロ野球記録やな。絶対に抜かれへん」。試合後の、岡田彰布監督のインタビューが秀逸だった。なにがプロ野球記録かといえば、両先発投手の背番号の合計。奇しくも、どちらも99番で、合計「198」の投げ合いはプロ野球最大だそうだ。

■「着眼点」があってこそなのではないだろうか

 かつては、広島東洋カープのロビンソン・チェコ選手が106、カルロス・リベラ選手が109といった3ケタ背番号で先発したこともあるそうだが、2006年以降、3ケタ背番号は育成選手のものに。岡田監督は「一生ないで、こんなの。99同士なんて、なかなか先発で当たらへん」と指摘したという。

 ちなみに、手元にあるベースボールマガジン社の「プロ野球カラー名鑑2024」によると、背番号99の投手は先述の2選手のみ。98番には広島のロベルト・コルニエル選手、オリックス・バファローズのドラフト7位新人・権田琉成選手がいる。

 多くの記者は、この事実に気付いていなかったようで、さすがは岡田監督の鋭い着眼点。5月24日時点で阪神は2位の広島に2.5ゲーム差を付けて首位にいるが、目立った活躍の野手がいない中で競り勝てているのは、この着眼点があってこそなのではないだろうか。

■パチスロで勝つためにも「着眼点のよさ」は必要

 パチスロで勝つためにも、着眼点のよさは必要だ。

 どのタイミングで有利区間が切れるのか、トータル何ゲーム消化で天井へ到達するのか、どの要素に大きな設定差があるのか…といったマシンの性能はもちろん、基本的には据え置きメイン、人気機種は全台リセット、特定日はどの機種に設定が入りやすい…といったホールのクセなど、これらをいち早く見抜くことで勝機を見出せる。後輩ライターの赤坂テンパイくんは、その典型ともいえるだろう。

 岡田監督は将棋が得意で、アマチュア三段の腕前だそうだ。となると、パチスロなんぞは少しの知識とデータをインプットするだけで、アタシはもちろん、ガチプロたちよりも優れた立ち回りを見せるかもしれない。そう考えると、球団史上初の連覇を狙う今年の岡田采配が、さらに楽しみになりますね。

濱マモル

神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。

Twitter:@hamamamoru777

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