パチンコ新概念「通常時右打ち」2400発も懸念されるアノ問題…… 平均投資「約3万円」見合わない出玉バランス

 2月から開始される規則改正の影響下を受け、来月から新台ラッシュが続くパチンコ機。昨日発表された『CR FAIRY TAIL』『CRバジリスク~甲賀忍法帖~弦之介の章』など人気版権のタイアップが大きな注目を集めている。

 ただ、その中でも、ひと際存在感を放っているのが、サンセイ R&Dから登場する『CR彼岸島』だ。

 発行部数700万部を超える人気漫画と「牙狼」シリーズを送り出す名物メーカーとのコラボが注目されることはもちろん、今までにない新システムを搭載して登場する。導入まで残りわずか。登場を待ちわびるパチンコファンから熱い視線が注がれている。

『CR彼岸島』

(明ルート)左打ち消化
■大当たり確率:1/256 → 1/99.90
■確変突入率:ヘソ80%、電チュー80%
■確変継続率:約64%
■電サポ回数:ST・101回・時短100回
■最大出玉:約2400個

(師匠ルート)右打ち消化
■大当たり確率:1/256 のみ
■確変突入率:なし
■電サポ回数:なし
■最大出玉:約600個or約2400個

「このシマに常識は通用しない」と銘打たれた本機最大の特徴は、打ち手によって大きくゲーム性が変化することだ。

 左打ちで消化する「明ルート」は王道のV-STを採用。ST突入率80%、ST継続率64%と馴染み深いゲーム性となっている。そして本機には、通常時から右打ちで消化できる「師匠ルート」を搭載。確変・時短への突入はないが、16R2400個・4R600個のどちらかを50%で獲得できる、従来の概念を覆した出玉システムである。

 時間に余裕があれば連チャン性能搭載の「明ルート」、短時間勝負の場合は一回の当たりで完結する「師匠ルート」を選択できる仕様は、パチンコの新たな楽しみ方を提供する1台ではあるが……。

 ただ、その変則スペックを疑問視するユーザーがいることも確かだ。

「打ち手の都合を意識したパチンコは今回が初ですね。日々進化を続けるパチンコ機の新たな取り組みといえます。ヒット次第では各メーカーが取り入れ、一時代を築くシステムになりうるかもしれません

ただ、不安視されているのが、新システムと大当たり確率のバランスです。右打ち中の場合、確変・時短がない代わりに、50%で2400発が得られる点は大変魅力的ですが……。

それを獲得できる可能性は1/256の50%で1/512。それを引き当てるまでに単純計算で約3万円は投資が必要です。2400発分といっても約9000円相当の出玉ですからね。『投資に見合わない』と不満を述べるユーザーは多いです」(記者)

 システム面だけではなく、大当たり確率などスペックにも注力してほしいところだが……それは新概念を生み出すための代償なのかもしれない。

 そんな賛否両論の声が飛び交う注目機種『CR彼岸島』は2月5日に導入予定だ。
(文=編集部)

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