真剣勝負の裏にある真実に斬り込むニュースサイト・GJ
GJ
真剣勝負の真実に切り込むニュースサイトGJ
NEW
2017.06.29 09:37

JRAは何故「WIN5」を競馬場で売らないのか? 6年間遅らせた「現金購入システム」開発発表の”裏側”に見える最大の「懸念材料」とは
編集部

JRA(日本中央競馬会)が2017年度の定例記者会見を行い「WIN5」と「海外馬券」の現金購入を可能とするシステムを開発中であることを明らかにした。
現状、ともにインターネット投票だけの発売となっているWIN5と海外馬券。特にWIN5は発売当初1日最高22億円を売り上げるなど新馬券の核として期待されたが、近年は配当のMAXとなる6億円にさえ売り上げが届かないことも珍しくない。そこでインターネットだけでなく、現金発売を可能にして売り上げ回復を見込むというわけだ。
WIN5の現金発売化で最も影響を受けるのは、中高年層を始めとしたお年寄りの競馬ファンであることが予想される。インターネットで馬券を購入していない人が多くいる状況も然ることながら、実は宝くじやロト6といった億単位の超高額配当が期待できるくじを購入しているのは、40代から60代以上といった高齢層が圧倒的に多いのだ。
したがって今後の高齢社会に向け、長期的な売り上げ増が期待できるWIN5の現金発売化だが、当然ながらメリットばかりではない。
この話を聞いて、「もし競馬場で6億円ゲットしたら、どうやって帰ろう」と垂涎ものの皮算用をする傍ら、莫大な現金を所持する自らの身の安全を危惧したファンも多いのではないだろうか。
友人や家族など複数人で行動することや、タクシーを手配して帰宅するなど、様々な防衛策が考えられるが、一番は的中したからといって無駄に騒がないことと、その場で換金しないことだろう。
PICK UP
Ranking
11:30更新武豊やC.ルメールでさえ「NGリスト」の個性派オーナーが存在感…お気に入りはG1前に「無念の降板」告げた若手騎手、過去に複数の関係者と行き違いも?
横山典弘騎手が若手騎手に「あの乗り方はやめろ」岩田康誠騎手らが実践する「お尻トントン」は、競走馬の負担になるだけ?
「正直なところ辟易としています」武豊が巻き込まれた29年前のアイドルホース狂騒曲…レース前に明かしていた「コンビ結成」の裏話
- 「シャフリヤールの激走はわかっていた」本物だけが知る有馬記念裏事情。そして“金杯”で再現される波乱の結末とは?
- 浜中俊「哀愁」の1年。かつての相棒ソウルラッシュ、ナムラクレアが乗り替わりで結果…2025年「希望の光」は世代屈指の快速馬か
- JRAイチの「豪快王」小島太列伝。愛人、酒席トラブルあっても名騎手、名調教師の生き様に曇りなし
- 皐月賞(G1)クロワデュノール「1強」に待った!? 「強さが証明された」川田将雅も絶賛した3戦3勝馬
- JRA「馬が走ってくれません」スタート直後の“レース拒否”に大反響!? 三浦皇成も打つ手なし……未勝利馬がまさかの「自己主張」で1か月の出走停止処分
- 横山典弘「27年ぶり」ドバイ決戦へ。「自分の命と引き換えに僕を守ってくれた」盟友ホクトベガの死で止まった時間…今度こそ無事完走を
- 「世代最強候補」クロワデュノールは本物なのか?ホープフルSで下馬評を覆す最強刺客