【新台実戦】遊びやすいのに「破壊力」は4号機レベル!? パチスロ「A-500」の波を体感！

まさに時代を先取りしたマシン

　かつて一部のパチスロファンの間で熱狂的な支持を受けた6号機があった。それが、カルミナの『探偵オペラ ミルキィホームズ 1/2の奇跡』である。

　同マシンのどの部分がファンの心を掴んだのだろうか。それは圧倒的な自力感と魅力的なゲーム性だ。

　当時は高ベース高純増で2400枚リミットのマシンが主流だった。しかし、同マシンは低ベース低純増×有利区間スタートが連チャンゾーンという、いまで言えば「ツラヌキスペック」のようなシステムだったのである。まさに時代を先取りしたマシンといえるだろう。

ノーマルタイプに近い打感を得られる「A-500」

　2月20日、そんな同シリーズの最新作『S探偵オペラ ミルキィホームズR 大収穫祭‼︎‼︎』が登場した。今作は前作と異なる仕様で、レア役から擬似ボーナス当選を目指すオーソドックスなゲーム性となっている。また、ノーマルタイプに近い打感を得られる「A-500」という仕様も注目したいポイントだ。

　本機を簡潔に表現するとしたら、他メーカーで申し訳ないが、大都技研の『吉宗3』を改良したようなイメージだ。通常時はレア役でボーナスを狙い、ボーナスは3回以上の上乗せ契機（特化ゾーンなど）を消化し、これらで決定した枚数を獲得する。

　導入2日目、ホールに向かうと1台空きがあったので、そそくさと台を確保し実戦を行なった。156Gでヤメられていたが、100Gまで「収穫祭」という連チャンゾーンなので、ゾーン抜けでヤメたのだろう。

　スペックを確認した限りはボーナスが軽めの印象だったが、予想よりもサクサクとボーナスが引ける。本機は平均480枚獲得のMMB（ミラクルミルキィボーナス）と約55枚獲得のMB（ミルキィボーナス）が搭載されているが、全てがMMBであった。

　そもそもMMB偏向型のスペックなのでMBの発生はレアケース。もちろんMBに偏ったり、ゲーム数がハマった分だけ負けてしまうが、コンスタントにボーナスさえ引ければ出玉が増えていくといった印象だ。

　レア役からの当選率は同社の『パチスロ 魔法少女育成計画』のような振分。このような抽選の詳細も筐体のヘルプ機能（スマコレ）で確認できるのは非常にありがたい。

　実戦に関しては、一度天井を踏んでしまったが、4号機のノーマルタイプを打っているような緩やかな出玉の波であった。ヒキが奮えば500枚前後の出玉ループを体感できるだろう。

　演出はパロディ満載で賑やかな印象。モードを変更すれば某大量獲得マシンのようなハチマキリールや沖スロのような完全告知でも楽しめる。親切で遊びやすいマシンとなっているので、ぜひ皆さんにも打っていただければと思う。