サトノダイヤモンド

2013年のセレクトセールで「サトノ」の冠号でお馴染みの里見治氏が2億3,000万円(税込2億4,150万円)という超高額で落札したため、当歳から話題を集めていた超良血馬。これまでは、毎年恒例の里見氏のパフォーマンスとして競馬ファンには笑いの種でしかなかったが、この馬はまったく笑えないほど強い。

里見氏がようやく掴んだ金額相当の実力馬であり、ずっとG1を勝てなかった「呪い」を解いた救世主でもある。母マルペンサはアルゼンチンのG1を3勝している名牝。

単勝1.6倍で迎えたデビュー戦を快勝すると、次走の条件戦ではクィーンズベスト、ナムラシングン、マイネルハニーといった後のオープン級の馬をまったく寄せ付けずに連勝。デビュー戦で負かしたロイカバードとの「2億円馬対決」を再び制してG3のきさらぎ賞で3連勝を飾った際は、早くも「世代No.1」の呼び声が上がった。

しかし、その後の皐月賞(G1)では不利を受けて3着、日本ダービー(G1)でもマカヒキに及ばず2着と無冠で春を終える。秋は神戸新聞杯(G2)を快勝し、1番人気で挑んだ菊花賞(G1)を快勝。サトノ軍団に初のG1制覇をもたらした。来年は凱旋門賞に挑戦するらしい。

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