マカヒキ
2016年日本ダービー(G1)を制し、世代の頂点に君臨したマカヒキ。
キレ味を身上とする走りや戦績、さらには見た目の共通項も相まってデビュー間もなく「ディープインパクトの正統後継者」と呼ばれた。ハイレベルとされる2016クラシック世代においては皐月賞馬ディーマジェスティ、サトノダイヤモンドと並び「ディープインパクト3″馬”烏」の一角として皐月賞、日本ダービーの馬券圏を分け合い、世代全体の評価を押し上げた1頭でもある。
世代最高クラスの評価を得てフランス遠征を敢行。世界最高峰の舞台である凱旋門賞(G1)勝利に向け意気揚々と飛び立ったが、二エル賞は格下相手にまさかの僅差勝ちといきなり暗雲。本番では欧州最強ホースたちの実力が強すぎたか、はたまた馬場とペースに泣かされたか16頭中14着と惨敗。ハイレベル3歳の代表としての出走だっただけに、世代に対する評価もトーンダウンするという状況になってしまった。ちなみに、マカヒキが出走した凱旋門賞は、JRA初の海外馬券発売のレースであり、大きな注目を集めた。年内は休養にあて、2017年再び世界に打って出るのか否か。