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JRAダイメイプリンセス「枠に泣いた」雪辱を期すも、アイビスSD(G3)に絶望的な壁……。突破のカギは最愛のパートナー!?

JRAダイメイプリンセス「枠に泣いた」雪辱を期すも、アイビスSD(G3)に絶望的な壁……。突破のカギは最愛のパートナー!?の画像1

 26日、新潟競馬場では夏の新潟名物で、今週唯一の重賞、アイビスサマーダッシュ(G3)が開催される。JRAで最も早い1分足らずで決着がつく新潟の直線コースにスピード自慢の馬たちが集結する。

 2年前のこのレースで1番人気に応え優勝したのがダイメイプリンセス(牝7歳、栗東・森田直行厩舎)だ。連覇を狙った昨年は2番人気の支持を受けたが、6着に敗れた。

 過去2年の明暗を分けた一つの要因が枠順だったのは間違いないだろう。

「(優勝した)2年前は、17頭立ての15番枠、(6着に敗れた)昨年が18頭立ての2番枠でした。ご存じの通り、新潟のいわゆる『千直』コースは外枠が圧倒的に有利です。昨年は外ラチ沿いを駆けたライオンボスが優勝。2着以下も外目に進路を取った馬が上位を占めました。ダイメイプリンセスも外枠に入っていれば、着順はもう少し上だった可能性が高いです」(競馬誌ライター)

 ダイメイプリンセスが新潟の千直で馬券圏外に沈んだのは、その1度だけ。連覇を狙うライオンボスの「4-1‐0-0」にはやや見劣るが、「3-0-1-1」ならダイメイプリンセスも千直巧者の1頭と言っていいだろう。

 しかし、ダイメイプリンセスにとって不安なデータも存在する。馬場とスタンドの改修工事が行われ、新潟競馬場に日本初の直線コースが誕生したのが2001年。それ以降、のべ88頭の7歳以上牝馬が出走しているが、その通算成績は「1-3-6-78」。先頭でゴールを駆け抜けたのはわずか1頭で、勝率にすると1.1%だ。7歳牝馬のダイメイプリンセスにとって厳しいデータといわざるを得ない。

JRAダイメイプリンセス「枠に泣いた」雪辱を期すも、アイビスSD(G3)に絶望的な壁……。突破のカギは最愛のパートナー!?の画像2

「この年齢になるとどうしてもスピード負けしてしまいますからね。ただし、ダイメイプリンセスには心強いパートナーがいます。鞍上の秋山真一郎騎手は、新潟千直で唯一勝利を飾った7歳牝馬のリュウツバメに騎乗していました(2017年飛竜特別)。何よりダイメイプリンセスは秋山騎手を背にすると、馬が変わったかのように一生懸命走ってくれます(笑)」(同)

 秋山騎手とダイメイプリンセスのコンビは通算「5-2-1-7」と好成績。秋山騎手以外には、11人とコンビを組んだことがあるが、その成績は「2-0-1-17」。その違いは明らかだ。

 4月に史上38人目のJRA通算1000勝を達成した秋山騎手。重賞制覇はダイメイプリンセスで制した昨年8月の北九州記念(G3)から1年近く遠ざかっている。

 デビューした1997年と2013年を除き、毎年のようにJRAの重賞で勝利を収めてきた秋山騎手。信頼しあうパートナーと今年初重賞制覇を狙う。

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