
C.ルメール「マンション売却」で北海道とお別れ?菊花賞のパートナー、レガレイラやチェルヴィニアの使い分けもほぼ確定か

初の試みとなった暑熱対策でも注目を集めた新潟開催が終了。例年の北海道ではなく新潟に参戦したC.ルメール騎手だが、ノーザンファームの手厚いサポートもあり、難なく新潟リーディングを獲得した。
意外にもデビュー38年目にして初の札幌リーディングに輝いた武豊騎手と同じく、ルメール騎手も新潟リーディングは初。2人のエージェントを担当する豊沢信夫氏も“使い分け”成功に笑いが止まらなかったのではないか。
新潟でもリーディング獲得した名手の秋は?
「今年はアーモンドアイの初仔アロンズロッドが新潟デビューを予定するなど、ノーザンファーム天栄が新潟で多くの有力馬を用意する段取りでした。ルメール騎手自身も最近のインタビューでジョッキーとしての終活を匂わしていましたが、札幌にあったマンションを売り払ったことも新潟参戦のきっかけになったようです。
肝心のアロンズロッドは少し順調さを欠き、秋の東京でデビュー予定となりましたが、エンブロイダリーやアルレッキーノ、プリティディーヴァ、クライスレリアーナ、シルバーレインなど、楽しみな2歳馬で続々と勝ち上がりました。これだけいい馬が集まるのもルメール騎手が結果を残しているからですが、秋も充実のラインアップが約束されていますね」(競馬記者)
3歳世代のラスト一冠に関してもすでに青写真が描かれている様子。日本海S(3勝クラス)を快勝したヘデントールも菊花賞(G1)に向けて順当に勝ち上がり、有力候補として名乗りを挙げた。昨年の菊花賞馬ドゥレッツァも同じレースを快勝して栄冠を掴んだだけに本番でも注目の1頭となりそう。おそらく菊花賞のパートナーはヘデントールで当確だろう。
また、牝馬の方もルメール騎手が秋の期待馬として挙げていたチェルヴィニアは秋華賞(G1)。牡馬相手に春のクラシックで善戦したレガレイラは、ローズS(G2)からエリザベス女王杯(G1)を予定しており、こちらは昨年のブレイディヴェーグと同じローテーションになりそうだ。
「ルメール騎手のお手馬が使い分けのようになるのは、もはや公然の事実といってもいいくらいですが、こちらについてはいつも通り。ドバイでの負傷による戦線離脱や家族のための夏休みなどで2ヶ月以上も不在の時期がありながらも、リーディングは2位の川田将雅騎手に10勝差をつけて独走中。勝てる騎手に勝てる馬が集まるのは当然であり、この流れはしばらく続きそうです」(同)
裏話を教えてくれた記者によると、札幌のマンションを売却したルメール騎手だが今年の夏休みはタイに滞在し、マンションも買ったらしい。ジョッキー引退後の生活も視野に入れているのかもしれないが、こればかりは本人に聞いてみないと分からない。
とはいえ、札幌のマンションを売却したということは、来年の北海道開催参戦にも少なからず影響がありそうだ。
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