ヤマニンウルス、オーサムリザルトに新たなライバル登場か…元クラシック候補が路線変更ズバリ、M.デムーロ「強かった。乗っていただけ」

15日、中京競馬場で行われた11RコールドムーンS(OP)は、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気フリームファクシ(牡4、栗東・須貝尚介厩舎)が優勝。2着に4馬身差で2番人気バトゥーキ、3着に8番人気タイセイブレイズが入った。
ヤマニンウルス、オーサムリザルトが注目を集める4歳世代のダート戦線に新たなヒーローが誕生するかもしれない。この日のフリームファクシは、見る者にそう思わせるだけの輝きを放っていた。
2022年11月阪神の未勝利戦から3連勝できさらぎ賞(G3)を制した素質馬は、春のクラシックに歩を進めたものの、皐月賞(G1・9着)、日本ダービー(G1・10着)と壁にぶつかった。
その後もマイルから中距離の重賞を転戦するも善戦止まり。近走はリステッドで上位を賑わせていたとはいえ、クラシック候補の一角に名を連ねた馬としては物足りなさを感じる近況だった。
M.デムーロ「強かった。乗っていただけ」
前走のポートアイランドS(L)も勝利こそあげられなかったが、結果は2着と悪くはない内容。それだけにこのまま芝路線を進む選択肢もあったはずだが、思い切ってダートに転向したのは、M.デムーロ騎手の進言があった決め手になったという。
実際、59キロの斤量を背負いながら最後の直線を楽に突き抜けた姿は、間違いなくダート適性を感じられるもの。あまりの大楽勝にM.デムーロ騎手も「強かった。乗っていただけ」と期待以上の手応えを掴んだだろう。
1分22秒9(良)の勝ちタイムは、9月のエニフS(L)を制したエンペラーワケアの1分22秒4(良)と0秒5差。初ダートとゴール前で流していたことを考えれば、時計はさらに詰まりそうだ。
「レースの条件も合っていましたね。中京のダート1400m戦は芝スタートの上に8枠16番の大外で砂を被りにくい状況。ダートに入ってから少しポジションが下がりましたが、直線に向いても1頭だけ手応えが違いました。金子真人HDの勝負服というのもあって、まるでディープインパクトみたいな末脚でしたよ。
近走は短いところを走っていますが、デビューから5戦続けて2000mを使われていた馬ですし、距離は延びてもこなせるでしょう。むしろ1400mでこの勝ち方をしたことを評価したいです。ウシュバテソーロやパンサラッサはじめ、近年は芝からダート、ダートから芝でブレイクがトレンド。来年のフェブラリーS(G1)やチャンピオンズC(G1)も視野に入ってくるかもしれません」(競馬記者)
本馬にとって幸運だったのは、4歳秋で陣営が決断したことか。次走は未定だが、このまま快進撃を続けても不思議はない走りを披露した。今後も注目しておきたい1頭だ。
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