JRA浜中俊騎手「斜行タックル」に賛否両論!? 審議ならない”危険騎乗”で5番人気2着も「不信感」消えず……
「幸い、接触はギリギリあったかなかったかという程度で済みましたが、これはマイネルアウラートの国分優作騎手が咄嗟に回避行動を取ったからです。もし、それがなければ確実に、浜中騎手の”タックル”になっていました。これがショックだったのか、マイネルアウラートはそのまま戦意喪失。ズルズルと後退して、1つ前の着から7馬身離れた最下位に大敗しています。
また、コウエイタケルやガリバルディといった内側を走っていた馬たちの進路にも、大きな影響が出ました。特に人気の一角だったワントゥワンも進路が狭くなる不利を受け、M.デムーロ騎手も『直線で挟まれた。ラストは詰めていただけに、もう少しスムーズだったら……』と嘆いていました。直接的に後ろの馬の進路を塞いだわけではないので、審議にはなりませんでしたが『危険な騎乗だった』と述べざるを得ません」(競馬記者)
レース後、5番人気馬を2着に持ってきた浜中騎手の手腕に対して「よくやってくれた」「この馬とは本当に手が合う」「2着でも賞金加算は大きいね」など称賛する声もあった。
無論、審議の対象になっていないのだから、JRAは浜中騎手の騎乗を「ルールの範囲内」と判断したことになる。従って浜中騎手はルールの範囲内でできることをしただけであり、今回の結果は「プロ」としては5番人気馬を連対させたファインプレーだ。
だからこそなのかレース後のコメントでも、浜中騎手は「展開はこの馬にとって良い感じで、引っ張ってくれる馬の後ろで折り合いもスムーズでした。直線はよく頑張ってくれました。レコード決着にも対応してくれました。この馬にとって収穫のあるレースでした」と本件に対しては特に付言していない。
しかし、その一方で「あの斜行はマジで酷い」「ただただカッコ悪い騎乗」など、やはり浜中騎手の今回の騎乗に思うところがあったファンも多かったようだ。中には「馬券は獲らせてもらったけど、胸糞悪いレースでした」というロジクライから馬券を買ったファンのコメントもあった。
「今回の件で審議にならなかったにもかかわらず、多くのファンが反応しているのは、浜中騎手が一昨年のマイルCS(G1)で斜行しながらも降着にならずに優勝して『ラフプレー』のイメージが未だに拭い切れないからだと思います。もう2年になりますが、その間も浜中騎手が何度かラフプレーで騎乗停止になることもあって、その度に蒸し返されていますね。
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