パチンコ業界の「今後」を占う行政講話。警察庁保安課長の口から語られた内容とは!?

■広告・宣伝等の健全化の徹底について

 特定日、特定機種、イベント開催の告知、または隠語を用いて規制の目をかいくぐろうとする悪質な事案の存在に触れ、「このような違法な広告・宣伝等については、今後も指導・取締りを行っていきます」と明言した。

 ただ、地域によって温度差があったり、明確な線引きがない状態なので、しばらくは現状維持のままかもしれないが、「基本計画において、本年度中に、全国的な指針を策定し公表することとされて」いるので、早いうちになんらかのガイドラインが設定される可能性もある。

 今回の警察庁保安課課長の講話をみても、やはり当局は「依存」問題を主眼に置き、「依存」をもとにしたさまざまな方針や対策を講じていることが見て取れる。

「依存対策」は国の方針でもあるので、これからも依存問題ありきの規制や指導が徹底されるであろう。しかし、依存にこだわるあまり、屁理屈や言いがかりとも思える内容を押し付けられ、厳しいと思えるような施策が行われる場合もある。

 このような事態に対抗するためにも、業界全体が襟を正し、自主規制や行政対応など全国的に統一された意思や行動が必要となる。これ以上、業界を取り巻く環境が悪化しないように団結をみせてほしいところだ。

 

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