パチンコ「羽根物版リプレイ外し」機能を搭載!「新しい在り方」を世に問うた「革新的」マシン!!
大一の羽根物。『ザ名古屋』や『牛若丸』、『ゴリコップ』など個性的な機種も多かったが、羽根物全盛当時は確かなインパクトを残すほどの印象はなかった。
しかし、『レレレにおまかせ』『イヤミのここで一発』に代表される、『たこ焼き八っちゃん』以降、いわゆる羽根物第3世代では存在感を増していく。その先駆けとなったのが『プッチモン』である。
機種名になるかわいらしい怪獣の役物を搭載した本機。構造的には『たぬ吉くん』型で、ポケットなど特定の機構に入賞すればほぼ大当りが約束される、遊びや揺らぎの少ない機種となる。
しかし、自力継続が可能で、1R・7R・15Rと3種類の振り分けがあるが、どのラウンドが出ても15R完走の可能性があった。
この自力継続に本機最大の魅力が隠されているのである。
貯留ポイントとなる怪獣の口は、ラウンド抽選で選択されたラウンド時、1Rなら1R、7Rなら7R到達時は口が閉じられたままで貯留動作を行なわず、18回目の開放時に1度だけ口を開く継続チャンスが訪れるのだが、このタイミングが狙えたのである。
要は技術介入性を持ったマシンなのであるが、なんと18回目の開放にあわせて、音声によるカウントダウンが発生するのだ。
つまり、メーカーが意図して技術介入要素をゲーム性として盛り込んだのである。それはメーカー側からも明確なアナウンスがあり、「遊技者の技量しだいで出玉が増える?」という惹句と「パチスロでは標準化された技量(リプレイ外し)による『大当り出球が増える可能性をプラス』仕様を搭載しました」と攻略要素を推奨しているのである。
これは衝撃であった。保3止めでも出禁を喰らうような世知辛い現代パチンコ界においてちょっと考えられないような状況であろう。
ただ、このタイミング狙いはかなりシビアなもので、私程度の技量であると成功率はかなり低かったのである。それでもなのか、それゆえにというべきなのか、成功したときのカタルシスは並大抵のものではない。
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