羽根物「時代を代表する至高の一台」!「奇想天外な仕組」と「玉の動き」に完全ノックアウト!!【羽根物・名機列伝】」

 

 仕組みを一度理解してしまえば、大当りの仕組みから考えて単調なゲーム性になると思いきや、磁石にくっついた玉が2周も3周もしてアームに引き取られたり、「これ来た!」と思ったタイミングなのに微妙にズレててアームが空振りしたり、一筋縄ではいかないような挙動も示していたのである。

 また、自力継続機能も搭載され、ラウンド中も熱を持って取り組むことができたのである。しかも、継続のタイミングは1カウント目or10カウント目と明確に決められていたので、力の入れどころが単純明快。ラウンド間の止め打ちからドンズバのタイミングで打ち出した玉が磁石に付着しVアームに吸い込まれる瞬間は、何物にも代えがたい至福のひとときとなるのである。

 くわえて、ラウンド振り分けは2or5or15Rが等分、つまり1/3の確率で抽選されていたのだが、妙に15Rに偏ったりすることがあり、連続15Rを獲得し、すぐにまとまった出玉を確保できるなど、瞬発力もなかなかのものであった。

 本当に最後の最後まで本機を追っかけて打ち続けていたが、末期になると磁石が弱くなって玉が付着しなくなったり、アームの挙動がおかしかったりと不具合もあってまともに打てる状況にないような台も散見されたが、時代を代表する至高の一台に間違いない。

(文=大森町男)

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