パチンコ「時間」によって「連チャンが変化」!「時間管理型」スペックは新たな境地

 これまで2回にわたりパチンコ「特図同時変動」について紹介してきた。この機能は、いわば「時間管理型」という新たなスペックタイプとなる。この「時間管理型」タイプを発展、進化させた機種が近年でも登場し、傍流ではあるがその系譜は脈々と受け継がれている。

P緋弾のアリアIII設定付』は2段階のRUSHが搭載されているが、1段階目の「Hysteria Rush」が時間管理型に相当する。右側に特図1の始動口があり、RUSH時は特図1が変動している状態である。

 これまで紹介してきたように、「特図1の変動中にできるだけ特図2を当る」ことが時間管理型の出玉増加ポイントとなるので、『P緋弾のアリアIII設定付』についても、この特図1の変動時間がRUSHの継続期待度に直結し、変動時間が長ければ長いほど連チャンしやすくなる。

 この『P緋弾のアリアIII設定付』が特徴的なのは、特図1の変動時間を「ごほうびタイマー」として演出に組み込んだ点である。その制限時間≒特図1変動時間は全7パターンで、「1:58」から最大「8:08」までとなっている。

 最長の時間が選択されると14回特図2の抽選が受けられることになるが、このすべてで大当りすれば一撃で5000発近い出玉を獲得できる。そうはいっても「8:08」なんかほとんど選択されないと思いがちであろうが、実は最短「1:58」の次に高い振り分け率となっていて、3回に1回以上選択される可能性がある(35.0%)のだ。

 また、バトル回数が特図2の抽選回数とほぼ同じになっているので、演出という視覚面から特図1の変動秒数と特図2の抽選が可視化され、それをゲーム性に落とし込むことでこの特殊な仕様の面白さをわかりやすく展開させているのである。

 この『P緋弾のアリアIII設定付』は、「時間管理型」といっても単純に時間を煽るだけではなく、演出において格段の進化をもたらしたといえるのである。

 一方、その「時間の煽り」をもうひとつのパチンコ的手法でアプローチしたのが『CRA大江戸学園~神~』である。

 本機においては、「特図1の変動中に当てる特図2の抽選」を役物によって展開しているのである。つまり、『P緋弾のアリアIII設定付』が行った演出による可視化を役物という物理的な方法によって実践したのである。

 まあ、『P緋弾のアリアIII設定付』のほうが登場が新しいので実際は『CRA大江戸学園~神~』の役物による可視化を『P緋弾のアリアIII設定付』が液晶で再現してみせたという表現が正しい。

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