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パチスロ「光るリールは美しかったけど…」~2号機名機伝説「アメリカーナX-2」前編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.17】

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 新機能を満載したマシンが他メーカーから続々と登場した2号機時代初頭にあって、ハードウェア以外は新鮮味に欠けた同機は、瑞穂製作所からリリースされた兄弟機『ファイアーバードEX』ともども、残念ながらヒットには至らなかった。

 実際のところ、当時の関西では非常に設置が少なく、自分自身、ほとんど打った記憶が無かったりする。ただ、先述した光るリールと高品質なサウンドだけは鮮烈に記憶として残っているのだが。

 このマシンがヒットに至らなかったもうひとつの大きな理由として、「リセット時の90秒待ち」が挙げられる。

 4号機以前のマシンは原則として、ビッグ終了時は打ち止め状態となり店員を呼んでリセットしてもらわなければならなかったのだが、ユニバーサルの2-1号機はどういうわけか、90秒経たないとリセットすることができなかったのである。

 理由を話すと長くなるので割愛するが、ともかくこの90秒待ちは、客はもちろんのこと店員にも不評で、同社に対する評価を大きく下げることになってしまった。

 まぁ、どんなメーカーにも不遇の時期というものはあるものだが、業界最大手のプライドを賭けて同社は、次の一手に打って出る。

 次回、大ヒットを記録したユニバーサルの2号機第2弾について綴らせていただこう。

(文=アニマルかつみ)

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