パチンコ新台『源さん超韋駄天』も話題のトップメーカー！ その歴史は“ヒット作”の連発!!
三洋といえば『海』、『海』といえば三洋。そう認識されるほどに『海物語』の影響力は強大で、当然三洋にも図り知れぬ恩恵をもたらした。しかし、これもまた当然の話ではあるが、『海物語』の以前にも多くのヒット機種を生み出している。
小さなセグと大きなセグが交互に変動し数字が飛び出してくるような立体感のある演出表現が特徴的な保留連チャン機『ミラージュ』と三洋初のCR機として登場した『CRミラージュナイト』。『CRスーパー海物語IN地中海』における「ミラージュチャンス」の名称はこの機種が由来なのだろうか。
由来といえば、マリンちゃんのルーツではと思しき機種もある。『マリンギャルズII』がそれである。機種名から容易に想像できるように海を舞台にした台で、2回ワンセットと大当り確率が3段階設定の次回ループタイプという2つのスペックが用意された権利物となる。
後者は1番辛い設定3でも大当り確率が1/141という遊びやすさながら、1/2で確変+16ラウンド約2300発の出玉を獲得できる破壊力満点の仕様。ただ、逆を引くと1ラウンドの小当りで確変終了。最近の機種以上にシビアな設計である。
このスペックタイプでもっとも有名なのが『CRニューロードスターV』。そのスペックも然ることながら超美麗な液晶から繰り広げられる、シンプルかつアツい演出に多くのファンが酔いしれたものである。SPリーチは「れば確」など法則性が熱量に拍車をかけたのもよかった。
この演出面で大きな改革をもたらせた『アメリカンドリーム』の存在も忘れられない。リーチ発生時にテンパイ図柄周辺で変動がスローになる「アメドリリーチ」はその後の多くの機種に影響を与えた。
また、通常時に保4を点灯させないで打つ攻略法の発見も人気を後押し。これだけで連チャン率がアップする手軽さがその要因であるが、ほかにもテンパイ図柄によってリーチ信頼度が変化するなど、非常に個性的なマシンとなっているのである。
これまで紹介してきた機種も三洋の発展に貢献したが、『海物語』以外でもっとも名高い台といえば『CR大工の源さん』にほかならない。2回ループの圧倒的な出玉力と多彩な演出で大ヒットを記録したのは言うまでもないだろう。
この『大工の源さん』は人気シリーズとして長らくファンに愛され続けた。一大ブームを巻き起こした『P大工の源さん超韋駄天』の活躍は記憶に新しいところであるが、その『源さん超韋駄天』にスペック違いの兄弟機が登場すると発表された。
『P大工の源さん 超韋駄天 LIGHT』は大当り確率が約1/129.51と遊びやすい確率帯に設定されながら、RUSH突入時の継続率が約92％と瞬発力は据え置きされている。また、最大の強みとなるスピード感も健在で、平均の変動秒数が約3.5秒と圧倒的な速さによる爽快感も兄機同様に楽しめるようである。
（文＝大森町男）
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