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パチンコ「玉の動き」にこだわった孤高のメーカー…昨年発表の「注目タイトル」いよいよ始動か!?

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 弾き出された玉の動きに一喜一憂する。そんなパチンコ本来の楽しみ方を求めるファンにとっては朗報であろう。A-gonの最新タイトル『PビッグポップコーンA』が5月6日、東京都公安委員会の検定を通過したというのだ。

 同社は、2015年に昭和時代のパチンコを再現した手打ち式『CRA-gon昭和物語』を世に送り出した、知る人ぞ知る孤高のメーカーである。翌年にはやはり手打ち式の『CRA-gonハッピークルーン物語』、『CRA-gon天空の球物語』を発売し、一部のファンには長きに渡って愛され続けた。

 2017年には、スタートチャッカー入賞で開く羽根役物に拾われた玉がV入賞すれば大当りとなる『CR GoGoピラミッド』を製造。ピラミッドを模した特殊な釘構成内を動き回る玉の動きは当機でしか味わえない興奮で、一撃2,000発(1,000発バージョンもあり)を得られる点も大きな特徴のひとつだ。

 2018年には、3段クルーンと時短を搭載した連チャン機『CR RAIZINMAN』、2019年には突破率約2.25分の1の役物2つをクリアできれば大当りへと繋がる『CRキングオブダーツ』をリリース。どちらも他機種にはない中毒性のあるゲーム性で、多くのファンを魅了している。

 そんな同社の『PビッグポップコーンA』は、実のところ2020年3月に一度、発売を発表していた。業界関係者による先行試打会まで開催したものの、諸事情により販売延期。同時に、商品情報も削除された経緯がある。

 その先行試打会でお披露目したマシンは、デジタルとアナログを融合させた6段階設定機であった。通常時はデジタルでの直撃大当り、小当り当選→アタッカー開放によるアナログ抽選の2種類があり、メインは後者。役物内でポップコーンの如く弾け飛ぶ玉が所定の時間を耐え抜いてV入賞すれば大当り…といった流れで、終了時に時短を獲得できれば大当りのループが狙える仕様であった。

 現時点で、検定を通過した当機の詳細は不明だが、そのタイトルに変更がないことから、少なくとも先述した役物内でのアナログ抽選は健在と思われる。既存機で例えるならば、豊丸産業の『Pワイルドロデオ6750だぜぇ』に近いものとイメージすればよいのであろうか。

 いずれにせよ、独創的なマシンを作り続ける同社だけに、ひと癖もふた癖もあるゲーム性であることは確実。まずは正式な発表を心待ちにしたいところだ。

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