パチンコ「禁断の右打ち」によって「怒り」が爆発!? 期待の新台入替が「修羅場」に…

 あれは数年前の新装初日。今回の『P牙狼 月虹ノ旅人』のような目玉機種がデビューを迎えた大型の新台入替で、大勢のお客様が来店されておりました。稼働率は7割を超え、目の回るような忙しさの中でホールを巡回していたのです。

 積み上げられていくドル箱の山。店内はお祭り騒ぎになっており、多くのお客様が楽しそうに遊技されていたのを鮮明に覚えております。「この入替は大成功になりそうだな」と、安堵していたのですが…。

 そのような状況下で、新台コーナーの中から警告音が鳴り続けている怪しい台を発見。数秒レベルのことなら気にも止めませんが、「この長さは普通じゃない」と判断したのです。ゴト行為に及んでいる可能性も考えられます。私は急いで警告音がする台番へと向かったのでした。

 すると、そこにはご老人の姿が。「何をしているのかな?」と思い近寄ると…通常時に、ひたすら右打ちを続けているではありませんか。マシンからは「左打ちに戻してください」といった警告が流れ続けていたのでした。

 このご老人は、どうやら遊技方法を理解していない様子。更には耳が遠くて「左打ちに戻してください」という警告も聞こえてなかったのかもしれません。ただただ…右打ちを続けていたのです。

 私は状況を把握し、すぐさま遊技方法のレクチャーを行ったのですが…。

 私が何を言ってもご老人が反応を示す事はありませんでした。無視をしていた訳ではないのでしょうが…。耳元で声を張って「左打ちですよ!おじいちゃん!」と呼び掛けても何一つ反応がなかったのです。

 私が悪戦苦闘している間にも、インカムには同時進行で他のお客様からの呼び出しアナウンスが鳴り続きます。最初は他のスタッフが対応できていたのですが、あまりの忙しさにスタッフの活動容量が限界に。呼び出しアナウンスが10件待ちという事態へと発展してしまいました。

 そうこうしている間に「銀次さんまだ対応終わらないんですか!」と、他のスタッフから悲痛の叫びが…。私はやむを得ずご老人の対応を断念し、ひとまず滞っている他のお客様への対応へと回ったのです。

 ただ、この判断が最悪の事態を招くことに…。

 ここから期待の新台入替が「修羅場」へと変わることになってしまったのです。

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