【ガイドVSスロマガ】今だから明かされるパチスロ攻略雑誌同士の確執… 事の発端は「解釈の違い」
4号機初頭の1993年春にデビューし、芸術的な出目と、カエルキャラやFM音源といった表面上の工夫を凝らすことで多くのファンを魅了。累計で20万台以上を売り上げた山佐のパチスロ4号機第1弾『ニューパルサー』は、完全確率の範疇を超えた瞬発力の高さも人気を押し上げた要因のひとつといえる。
必勝ガイドが解析を行ったところ…
当時はチューンアップされた3号機が混在した時代。「初期設定のものにはなにかが仕掛けられている」「中ボタン攻略法なるセット打法がある」などと、様々な憶測が飛び交う中、「パチスロ必勝ガイド」が解析を行った。
その解析結果は「2段階判定」。「64分の1」の第1判定をクリアすることでボーナス判定が行われるといったものだったが、これに真っ向否定したのが「パチスロ攻略マガジン」だった。
パチンコ・パチスロ系YouTubeチャンネル「ぱち馬鹿っ!!」内の動画によると、当時のスロマガスタッフだったパル子氏が『ニューパルサー』の解析を提案。編集部内ではさほど『ニューパルサー』の記事に力を入れていなかったこともあり、当初は却下されていたそうだが、解析人に直談判したことで実現したという。
「2段階判定」という解析結果に対して否定的なコメントが
「解釈は違うぞ」。その結果、解析人から「2段階判定」に否定的なコメントが。パル子氏は「正直、どうでもよかった」そうだが、パチスロ必勝ガイドの解析から1年以上経過していたこともあり、解析人は「今さら出すなら、反撃しないとカッコ悪い」と反論的な記事を掲載したそうだ。
こういった経緯もあり、当時の読者は「ガイドとスロマガはバチバチ」と感じていたが、現場レベルでは「そんなにバチバチではなかった」とのこと。むしろ「パチンコの方がバチバチやっていた」そうで、「90年代の頃はすごかった」という。
ただ、結果的に「2段階でも1段階でも一緒」と落ち着いた解析騒動によって、停滞気味だったスロマガが再注目されることに。その後、読者投稿をもとにスクープ記事とした「設定判別法」が大反響、この設定判別法で立ち回っていたしのけん氏が雑誌での連載を始めるなど、スロマガが一時代を築くきっかけになったそうだ。
このほか、当動画ではしのけん氏とパル子氏の関係、元スロマガ軍団長BOSS氏の編集部内での奇行などについても触れている。興味のある方は是非ともご覧いただきたい。
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