パチンコ「16R=60%」ハイスペックを実現!「インパクト大」過激な見た目の名作!!【レトロパチンコ『CR爆走R241羽根物RSZ』編】

 今回の主役は西陣『CR爆走R241羽根物RSZ』(2006年)。ハネモノですが2006年といえば世のパチンコは、デジパチがメインとなっておりまして。既にハネモノは低迷しておりました。

 大一商会の『レレレにおまかせ』シリーズなど、ヒット機も僅かながらありましたが、この爆走R241は中々のマイナー機種だったため、名前すら覚えてない人も多いような気がします。

 元々はデジパチであった『CR爆走R241』から派生した機種でありますが、それ自体の印象が薄く、爆走どころかそのままマイナー街道を突き進むことに。

 しかしながら、特異なスペックだったためコアなファン層も密かに存在。マニアック機種好きなファンたちの間では、ちょっとした話題になりました。

 そのスペックとは賞球こそ3&10&11でしたが特筆すべきはそのラウンド振り分けです。

 既にラウンド振り分けのあるハネモノが主流でしたが、その多くはやはり最大ラウンド(15Rもしくは16R)の割合が少ないものが多数派でした。そんな中で本機は、16R=60%という高比率を実現!

 あとは7R=35%・3R=5%で特に連チャン性能なども備えておりませんでしたが、大当りの半数以上が16Rというハイスペック羽根物なのでした。

 大当りラウンド中も羽根ではなく、デジパチタイプのアタッカーで素早く消化。したがってハネモノというよりも、ちょっとした権利物に近いタイプとして認識されるのでした。

 しかし、その反面V入賞への道のりも甘くはありません。

 左側の通常ルートでは1/10の回転体があり、右側のSPルートにも1/5の回転体があります。これが中々の曲者、役物大当り確率としてはかなり辛めだったと思います。

 更にはハイスペックだったおかげで調整も厳しめのホールが多く、V入賞にはかなりの苦戦を強いられる事が多かった印象。その分V入賞した時の喜びも大きかった訳ですが、5%しかない3Rを引き当ててしまった時の落胆もかなりのものでした。

 しかし、ド派手なトラックと過激な出で立ちのトラックウーマンが描かれている盤面とは裏腹に、大当り中のサウンドは非常に可愛らしくそのギャップがまた楽しかったのです。

 とはいえ、全国のホールにも非常に設置が少なく当時からレア機種だったため私の地元にも設置は数店舗のみでした。

 稼働はそこそこで、やはり厳しめの調整でした。しかし、それでも少し運が良ければ万発程度の出玉は容易いようで、ドル箱を5~10箱ほど積み上げているのを見かける事もありました。やはり「権利物か爆裂ハネモノ」といった認識が正しいのかも知れませんね。

 トラックウーマンおそるべし!

(文=電撃しらっち)
<著者プロフィール>
業界歴30年。遊技機販売業など様々な業種を経験し、現在はライターとしての活動にも力を入れている。レトロパチンコ・パチスロの実戦記事や、業界関係者への取材記事も担当。羽根モノや一発台を特集するなど、オールドファンにも響く内容も積極的に作成している。

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