期待の甘デジ新台で打つほど負ける!?【濱マモルののほほんコラムVol.114~高過ぎる思い出への代償~】
こう見えて、小学生時代は賢い部類だった。
「塾に行かない?」。きっかけは、母のひと言だった。小学4年生の純真無垢な濱少年は塾なんて言葉を知らず、それは何かと問うたところ、笑顔で「公文式みたいなもの」との回答。友人たちの何人かは公文式の教室へ通っていたし、なるほど、学校の延長みたいなものか…ってなイメージでOKしたところ、いざ通い始めて驚愕、ライトな感覚など微塵もない、ゴリゴリの進学塾だったのである。
それでも、当初は定期券で電車に乗って塾へ通うという行為が新鮮で楽しくもあった。そこで新たな友人もできたし、学校の友人たちと遊ぶ時間が少々減ったこと以外に不満はなかったのだが、5年生、6年生と進むにつれて勉強の時間が飛躍的に増加。その結果、受験に必要な知識は頭に詰め込まれたものの、「いい中学校に入り、いい大学に進み、いい会社に就職する」という塾講師たちが勝手に掲げる目標に疑問を抱くようになり、「いい学校って何?」と、だんだんバカらしくなったアタシはドロップアウトし、以降、勉強らしい勉強をしたことがない。
ライターと名乗りながらも稚拙な文章なのは、そういった理由もある。みなさま、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
メーシーのパチンコ『Pナムココレクション』を打つと、そんな当時のことを思い出す。というのも、進学塾へ通うことへの交換条件がファミリーコンピューター、略してファミコンの購入だった。白状すると、このファミコンがどうしても欲しかったことから、母の要望を受け入れたという経緯もある。
同年代の方々ならばご存じの通り、ファミコンは子供たちの間で大流行した。とりわけ「パックマン」「ゼビウス」「ディグダグ」「ドルアーガの塔」などのナムコ初期作品は徹底的にやり込んだだけに、まぁ細かいところはともかく、当機のその画面、そのサウンドなどを体感すると、少年時代の心を一瞬、取り戻せる気がするのである。
リミットを「残機」とした点もナイスアイデア。ナムコラッシュ中はゲーム感覚で消化でき、「DANGER」を回避できた際の興奮は、まさしくゲームに通ずるものがある。思わずガッツポーズしてしまうのも、仕方のない話だ。
ただ、良い点ばかりではない。ホールの調整にも大いに問題があるのだろうが、小当りRUSH中は死に玉が多発。画面上では景気よく得点が加算される一方、出玉はさほど増えないといった状態も多々あり、正直、ストレスが溜まらないと言えばウソになる。
ならばと通常時の回り具合に目を向けても、こちらもしっかりとボーダー以下。近隣はどこのホールも1台のみの設置で台を選べないというのもあるが、打てば打つほどに負債を抱えている状況である。
全て『89ver.』を打っていながらも、現在の累積負債は2万8千円。ノスタルジーに浸るための対価としては高過ぎるだけに、こんなクソ調整にするなら導入するんじゃないよ、バカ…と文句を言いたくなるが、それでもきっと、アタシはまた打ってしまう。少年時代の思い出を巧みに利用したメーカーの戦略に、まんまとハマっているわけです。
(文=濱マモル)
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