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CR時代を爆裂で盛り上げた大手メーカー「1変動/約1.5秒×高ループ」の甘デジ新台を発表!!

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 三洋から『海』シリーズ最新作の情報が寄せられた。発表されたのは『PA海物語3R2スペシャル』で、初代『海物語』を再現した『CRA海物語3R』のシリーズ最新作となる。

 これまで確変突入率50%で時短33回が付与される王道スペックで展開してきたが、第3弾となる本機ではトレンドを取り入れたトータル継続率が約80.4%の高継続スペックで登場。

 大当り確率は約1/99.9と1/100を切る確率をキープしながら確変割合を75%(ヘソ・電チュー共通)、時短20回でトータルの連チャン率を80%オーバーに設定した次回ループタイプとなっている。

 また、確変中の消化スピードを1変動約1.5秒にまでアップし、こちらも現在のパチンコの流行となるスピード感を意識した作りとなっており、次回ループ機ながらサクサクと消化できるのである。

 その確変中にはさまざまなタイミングで金魚群が出現する演出が採用されており、海シリーズ史上もっとも金魚群に出会える機種という触れ込みになっている。

 高ループ確変として一新され、出玉性能が増した『PA海物語3R2スペシャル』だが、三洋で出玉性能といえば2回ループマシンが思い起こされる。ただいまパチンコシーンを席巻している『P大工の源さん超韋駄天』もシリーズの最初は2回ループ。平成初期の三洋を支えたスペックである。

 その『大工の源さん』と2回ループマシンで二分する人気を博していたのが『CR冒険島』。大当り確率が3段階設定で、設定3なら1/419.8、設定2で1/390.2、最高の設定1だと1/360.2と確率に大きな幅があった。

 確変突入率は1/3で以後2回の大当りするまで確変が継続し、途中で奇数図柄&「J」で大当りを引くと再び2回大当りループを獲得できるが、確変終了後の時短は付与されていない。

 この機種における人気の要因のひとつとなったのが「フラッシュ予告」。役物のフラッシュとともに画面で地震が発生すれば信頼度が大幅にアップする、いわゆる激アツ演出で、高確率で大当りに結びつくのである。

 また、発生すれば昇格濃厚となる再抽選機能が搭載されており、多くのパチンカーを熱狂させたものである。

 ちなみに、この『冒険島』は現金機として登場し、その直後にCR版がリリースされた。現金機は大当り確率1/245.5で、トランプの図柄当りは時短100回転、その他の図柄は時短50回転となっていた。

 一方、『大工の源さん』にも現金機が存在し、「7」で当たると以後5回大当りするまで時短が継続。さらに5回目で再び「7」当りを引けばプラス5回大当りまでの時短継続と2回ループ機に勝るとも劣らない爆発力を持つスペックであった。

『海物語』に隠されている雰囲気もあるが、三洋は爆裂イズムを持ったメーカーなのである。

(文=大森町男)

<著者プロフィール>

 羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

 

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