パチンコ「〇〇で大当りさせる」攻略法は本当?注目を集めた噂の真相は…

 先日当サイトで「パチスロ遊技機の電圧を間違えショートさせた」という記事を見かけて思い出したのだが、この電圧にまつわる攻略法やオカルト的なネタは非常に古くから存在することはご存知だろうか。

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ホルコン操作」や「ホルコン遠隔」などという“的外れなオカルト”は有名だが、この『電圧』ネタはそれよりも遥か昔から存在した。

 例えばだが、遊技台の鍵穴を指で押さえるという行為を見かけたことはないだろうか。若い方にはチンプンカンプンだろうが、古い時代を知るパチンコファンなら頷く方もいると思う。

 鍵穴を押さえることによってデジパチの大当りを誘発したり、ハネモノの拾いを良くしたり、権利物のパンクを回避したりと使い方は実に様々。昭和や平成初期のパチンコ店では、あちこちで見かけた光景かもしれない。


■「出玉は電圧の上げ下げにより操作されている?」というオカルトが…

 他にも「隣の台が当って電圧が上がったから、自分の台は電圧が下がってハマりやすくなる」だとか、「1つのトランスが遊技台4台に繋がれているからその内の1台が当れば電圧が上がり残りの3台も当りやすくなる」等というものがあった。

 というのも、「パチンコ店の出玉は電圧の上げ下げにより操作されている?」というオカルトが古くから存在したからに他ならない。私もパチンコデビューしたての頃は、ハネモノでパンクしそうになると慌てて鍵穴を押さえたものだ。

 しかし、電圧の上げ下げで出玉を操作することなど不可能。今考えると当然のことなのだが、パチンコ店や遊技台に関する情報もほとんどなかった時代なのだから仕方なかったのかもしれない。 

 パチンコ台やホールに関する何らかの情報を得るには、従業員や常連客、知り合い等に聞く以外には手段がなかったのだから。

 仮に電圧を上げたとすれば台は壊れてしまうし、電圧を下げれば台は作動しなくなる。しかしながら、それを実現できるかのような口コミの機械を販売する悪徳業者も存在した時代なのだ。そういった流れから、今でも極少数ながら『電圧信者』のような人間も存在すると言われている。

 昔から全く効果のないインチキ攻略法は存在するが、そういった時代から存在しているひとつが『電圧直撃打法』等といった類だ。

『ホルコン○○』や『電圧○○』といったオカルトを信じているのは、得てして負けが込んでいる人によく見られる。全く根拠のないでデタラメなのだから、信じてはいけない。

 そんなオイシイ話はあるはずがないのだから。そういった人たちは今一度、パチンコの仕組みについて調べてみるといいだろう。そしてそういった類の攻略法は詐欺と同じ。決して手を出さないのが賢明だ。

(文=オーハナB)
<著者プロフィール>
元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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