パチンコ「フリーズ発生」で5連発の爆裂トリガー搭載！ 切れ味バツグンの1種2種混合機!!

　傑作として知られるマンガ「寄生獣」。人間に寄生する謎の生命体を巡る物語は、人間の存在価値に迫る哲学的なテーマを内包する重く深い内容だが、それを10巻で簡潔にまとめきった読みやすさも併せ持つ。

　作品に登場する謎の生命体は、人間の頭に寄生し、肉体と精神を乗っ取ることで生命活動を維持するまさに「寄生獣」だが、人間も地球に寄生し、他生物の犠牲によってその栄華を極めている点では寄生獣と変わらない。そんな視点からの事実を読者に突きつけるのである。

■人気コンテンツ「寄生獣」とのタイアップ機

　この作品をパチンコ化した『P寄生獣』も、スマートさと爆発力を兼ね備えたもの。大当り確率が1/199.8のライトミドルタイプだが、1種2種混合機のスペックポテンシャルを遺憾なく発揮している。

　勝負の分かれ目は初当り後。その95％で突入する「増々（ましまし）チャンス」である。時短1回転＋保留4個で展開されるこのモードで大当りすれば、まとまった出玉を手にできるRUSHモード「咲々（さくさく）チャンス」に突入する。

　ナビに従い保留を溜め「準」「備」「O」「K」の文字が出揃えば、戦闘態勢完了。変動する図柄が3つ揃いになるかどうかのシンプルな演出が展開。保留の色が変化すればボタンや震撃アタックのチャンスとなる。

　保留変化は、まったく発生しない場合には逆に超激アツとなるなど、いくつかの法則性も組み込まれているので、どの瞬間も期待を持って臨める。また、ボタンや震撃アタック押下の際に赤7が表示されると保留内での大当りが約束される。

　右打ち中の大当り確率は1/7.4となっているので、この「増々チャンス」突破率は約52％。ただ、ヘソ抽選でも「咲々チャンス」直撃のフラグもあり、トータルのRUSH突入率はもう少しアップする。

　また、同じ初当りでも「パラサイトチャンス」を経由した場合は「咲々チャンス」の直撃割合が25％と大幅にアップする大チャンス演出となっている。

　一方、「咲々チャンス」は「増々チャンス」に時短6回転が加えられた、継続率約80％のRUSHモードで、流れとしては「咲々チャンス」のあとに「増々チャンス」が発生する形になる。

　モード中は大当りの70％が最大出玉となる9ラウンド約1000発と、抜群の性能で連チャンを味わえる。

　演出は「続々編」「湧々編」「黙々編」の3パターンから選べるようになっているが、最終的に3つの花が咲けば大当りとなる。ちなみに、1変動で複数回転しているように見せているのでデータ表示器などで実際の回数を把握する必要もある。

　このように連チャンに期待が持てるモードだが、さらに「GOTOフリーズ」なる爆裂トリガーが存在。発生すると当該分も含めたすべての保留が「V」に変化、最大5連発の保留連チャンとなるのである。全部が9ラウンドなら一撃5000発となる。

　P機の爆発性を申し分なく堪能できる超名作コンテンツのタイアップマシン。ミギーとともにハンドルを握る右手に力がこもる。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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