パチンコ店「差玉データを全公開」“正直な経営”がモットーの某ホールを視察!!

 今回は凄いパチンコ店を紹介します。当然、ひと言では言い表せません。とても真面目な経営姿勢で、あまりにも気配りし過ぎているパチンコ店です。知っている人ならば「あのパチンコ店だ‼」とすぐにわかるはずです。

 それは、埼玉県にある某法人さまです。県内に5店舗をロードサイドで展開しています。【ここが噂のお店】とか【正直経営】というキーワードがお店の内外に示されています。基本的に全店で、低貸玉営業の比重を高くしています。

 4店舗の中で今回視察したお店A店は、とある駅から15分歩いたところにあります。500m近くに競合するパチンコ店B店もありました。B店は4円や20円の比率が高いのですが、平日12時頃にお互いの稼動を比較したところ、A店がB店よりも3割高かったです。

 では、どこが凄いパチンコ店なのでしょうか?

全データを公開することが「お客様との信頼関係」に繋がる

「正直経営」をモットーとしており、全台の出玉データを公開しています。店内に入ってすぐに数表のモニターがあり、2週間分の差玉数を確認することができるのです。出ている台も出ていない台も全て網羅していました。モニターだけでなく印刷することも可能です。

 その印字されたデータの裏には、「正直経営」や差玉数公開に至った経緯が丁寧に説明されており、全データを公開することがお客様との信頼関係に繋がると思ったそうです。

 次に、噂のお店という所以はどこなのかを確認しました。エアコンなどの送風管が島間の上にありましたが、それが段ボールで作られていました。それを見上げるたびに、長い島上コース1本分をどのように作ったのか? 未確認なのですが、どう見ても手作り感があるのです。これは経費削減の一環なのでしょうか。

究極の遊技空間を演出

 まだまだあります。おひとり様シート的なシングルシートが、パチンコ台は店内の窓際に、スロットは店内に配置されていました。

 そのパチンコ台をじっくり拝見しましたところ、足元は靴のままで載せられる足置きが設置されています。他には、「機種説明や出玉データなども見られるTV」「マッサージ器」「ハンガー」「ゴミ箱」「USBとコンセント」「おしぼりと除菌スプレー」などが備わっているのです。場合によっては【個室パチンコ】や【個室スロット】と呼ばれていますが、内容は同じです。ここまで究極を目指しているシートは中々ないと思います。

 一方、上記シングルシートみたいに完璧なサービスが備わってない通常の島ですが、島中央には無料貸し出しグッズコーナーがありました。クッション、ひざ掛け、荷物かご、USB扇風機、スリッパなどの貸し出しが可能です。

 今回視察したA店で見ることはなかったのですが、同社の系列店ではただならぬサービスを備えていました。ある店舗では、階段にシングルシートが設置されているところもあります。これは、キチンと関係当局からの許可を得ているそうです。他にはダブルシート(2名分)やグループシート(4名分)を設置していたり、全国のパチンコ店を見てもかなり個性があると思います。

 サービスが良いパチンコ店は、日本中を探せばまだまだありそうです。しかし、ここまで究極過ぎるお店はないはず……。これ以上に凄いパチンコ店があれば、ぜひ教えて下さい!

(文=四本コーヒー店.)
<筆者プロフィール>
 パチンコ好きが高じて異業種から転職し、長年パチンコ店の一般正社員としてホール現場を見てきた。単にパチンコを打つだけでなく、新規グランドオープンなどの市場調査やレトロ台探訪、のめり込み防止のための依存症考察など様々な遊技関連を日夜追っかけている変態パチンカー。そのため、大御所ライターや遊技機メーカーや周辺機器の幹部、他ホール法人の幹部などとの交流がある。ちなみに「四本」の読み仮名は(よんほん)ではなく(よつもと)である。

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